2008年4月3日木曜日


■昨日から新年度がスタートした。 昨日は盛岡で午前と夜に卓球教室があり、午後はPCで


 の作業と一日が過ぎてしまった。 


 教室では、小中生の生徒の進学で環境も変わりメンバーの変動もあったが、年度のスタート


 にあたって目標の自覚や気持ちの入れ直しを喚起して開始した。 


 教室も始めてからもう一年になろうとしているが、それなりに技術や礼儀・挨拶・行動も当初


 から見ると格段に良くなってきている。


 しかし、まだまだというのが実感である。


 というのもあまりに最初のレベルが低くてようやくしつけのレベルが浸透してきたというところ


 である。 


 言われれば素直にいうことを聞くのだが、それ以上のことを進んでやるという姿勢ができて


 いないし、 目を離すと手を抜いてしまうのである。 


 意欲や自主性などというのは自らが気付いてその気にならなければ、なかなか教えることは


 難しいものだと実感している。 


 人の気持ちというのは他が変えることはできないのであり、自らが気づいてくれるように様々


 な刺激を与えることで変化のキッカケとなる触媒の役目が指導者だと思っている。 


 他にも教室をやっているのだが、こちらはみな意欲的だし自主的に行動してくれるので指導も


 効率的だし、また力もついつい入ってしまうのである。

アジアカップの結果から


■今日はまた朝には雪まじりの雨が降り、冬に逆戻りしたかのような気温の寒い一日となった。


 午前中には卓球教室があり、生徒たちの指導であっという間に時間が過ぎてしまった。 


みんな卓球が好きで、いつも時間を惜しんで向かってきてくれるのでこちらも真剣である。


 こういう生徒たちと接していると自分まで熱くなってきて楽しいのである。


 夢中になれる時間があるということは、とても幸せなことだなとつくづく思うのである。



■アジアカップは昨日準決勝・決勝が行われ期待した水谷は準決勝で陳玘(中国)に2-4で


敗れ決勝進出はならなかった。 


また続く3-4位決定戦でもガオニンにストレートで敗れ結局4位で終わった。


ほかは男子の韓陽が6位、吉田が7位、女子は福原7位、石川10位、平野11位の結果となり、


世界選手権での勢いをつなげることができなかった。


優勝は男子が馬龍(中国)、女子は郭躍(中国)が制覇した。


今回はオリンピックの前哨戦としても日本選手の戦いに注目していたが、やはりまだまだ


上位ランクとは差があるし課題もはっきりしたことと思う。 


選手や指導陣も今回の結果を受け、オリンピックでのメダル獲得は相当厳しいことをしっかりと


認識して一段の対策に取り組んで欲しいと願っている。

2008年3月30日日曜日

卓球練習で感じたこと



■昨日は久しぶりに時間もあいたので、卓球の練習にでかけてきた。 


 というのも、来月にグアムでのラージボールの大会に出ることにしており、そのために


 体を慣らすこと を今からはじめなければと思ったからである。


 しばらく個人の練習や大会にでることもなくて、体力的にどの程度なのかというのが一番


 の不安であるし、またラージボールにも慣れておかなければならない。 


 本当はもっと早くから準備を進めなければいけないのだが、なかなか時間がとれなくて


 ようやく昨日が初めてとなってしまった。 


 2時間ほどあるクラブでの練習会に参加させていただいたが、やはり足が衰えてきている


 ことを実感するし、数セットの試合でも息があがってしまうのである。 


 感覚的にはもっとやれそうに思うのだが、体がついていかないのが現実である。


 やはり、普段からトレーニングを続けていないとこの年代になると急速に体力は落ちて


 いくのだなということを実感する。 


 まあ、それは仕方のないことなので徐々に感覚や体を大会までに慣らしていこうと思っている。



■アジアカップが昨日からサッポロでアジアカップが開催されている。 


 日本からは男子水谷・韓陽・吉田、女子は平野・福原・石川選手が出場している。 


 予選リーグは男子3選手、女子福原が2位通過し準々決勝に進出したが、水谷選手だけが


 準決勝に進出したようである。 


 水谷選手の今日の結果が楽しみである。

2008年3月20日木曜日

卓球雑記


■昨日から、大船渡に来ている。 


 毎週の日課なのだが、前後に大会や会議で出かけているとなんかあっという間に一週間


 がきてしまう気がする。 


 今週も土曜日は東京での会議があり、翌日は第6回の小学生オープンリーグが紫波町である。 


 今週もまた相変わらずいつものように駆け足の週となりそうである。



■日卓協理事会から 前のブログでは触れなかったが、今回の世界選手権で銅メダルを


 獲得した男女チームの監督・選手には規定に則り、一人40万円の研修補助金が支給され


 ることが決まった。



■卓球のニュースから (Google アラートより) 


 『早い話が:スポーツ海外派兵=金子秀敏』 


 北京五輪を目前に、気になる記事である。


 中国・広州で開かれた卓球の世界選手権の第3日、日本対ロシアの男子団体戦。


 「試合中に悪乗りした 観客がロシアを応援しながら、品のない言葉を日本に浴びせ」た。


 選手が動揺し、宮崎義仁監督は「後味は悪い」と語った。(2月27日付本紙運動面)


 応援の域を超えたやじは、競技妨害だ。


 この少し前、重慶のサッカー東アジア選手権でも観衆の反日ブーイングがあった。 


 中国卓球のやじはサッカーのブーイングより屈折している。


 日本チームの中で中国出身の韓陽、吉田海偉両選手が狙われた。 


 卓球王国の中国では実力があってもナショナルチームに入れないと、国籍を変えて外国


 チームでチャンスをつかもうとする。


 シンガポールや香港の有力選手はほとんど中国出身だ。


 中国では「海外兵団」と呼ばれる。 


 日本人は、米大リーグで活躍するイチロー選手に応援の拍手を惜しまない。中国人は


 そうではない。


 中国人選手が外国で活躍すると「外人の雇い兵になり下がった」と怒りだし、「叛徒(パントゥ)


 (裏切り者)」と悪態をつくのである。 


 海外兵団の先駆けで、かつて全日本女子チャンピオンになった小山ちれ(中国名、何智麗

 

 (ホーチーリー)選手が、中国で試合をすると、会場はやじの嵐だった。 


 広州では同じ日、女子団体で福原愛選手と韓国の唐〓序(タンイェソ)選手が対戦した。


 唐が勝ったが、会場は福原への声援一色だった。


 東北なまりの中国語を話す福原は中国でも人気者だ。


 だが、観衆が騒いだ主な理由は、唐が中国出身の海外兵団だったからだ。 


 大会の前、「中国青年報」紙に「私は小山ちれではない」と答えたきり、唐は中国メディアの


 取材を拒否し続けた。 世界選手権の後、香港で五輪アジア予選が開かれた。


 唐は中国の実力者、王楠(ワンナン)選手を破る 大金星をあげた。


 感情を表に出さない唐がガッツポーズをした。


 王は「北京で最大の敵は海外兵団」と語った。


 この分だと、北京五輪でもやじはなくならないだろう。 


 最近、国際卓球連盟は、国籍変更した選手の出場を厳しく制限するようにした。


 中国出身の選手ばかりだとほかの国の選手がチャンスを失うという欧州勢の突き上げが


 あったという。


 だが、そもそも中国人海外兵団に一番厳しいのは、中国人なのだ。(専門編集委員)



 『卓球平野にオジさんファン急増中』 


 卓球の北京五輪日本代表平野早矢香(22=ミキハウス)が14日、中年男性ファンが急増


 していることを明かした。


 この日、都内で卓球専門誌「卓球王国」の授賞式が行われ、平野は3年ぶり2度目の「プレ


 ーヤー・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。  


 本年度は日本選手権シングルスで連覇し、今月まで行われた世界選手権団体戦では9勝1敗


 の活躍で、銅メダル獲得の原動力になった。 


 大会後、所属先に激励メールが96件、ファンレターが3通届いたという。


 平野は「文章の感じからして年配の男性が多いと思います。


 おじさん受けがいいんですかね」と笑顔。


 日本のエース福原愛に、人気面でも迫る勢いだ。


                             [2008年3月15日9時23分 紙面から] 




『【明解要解】4月開校 スポーツのエリートアカデミー』   

                                                  2008.3.14 08:29      「ジュニアからの英才教育始動」 


 スポーツ界の悲願だったナショナルトレーニングセンター(NTC=東京都北区)が1月に


 本格稼働し、北京五輪に向けた選手強化で積極的に活用されている。  


 だが、NTCへの期待は選手強化ばかりではない。長期的な視点で日本の競技力を高める


 3つの事業への期待も高まる。 


 指導者育成を図るナショナルコーチアカデミー、引退後の選手らの生活設計を支援する


 キャリアアカデミー、そしてジュニア世代を集めて英才教育を行うエリートアカデミーだ。 


 中でもエリートアカデミーはNTCの試金石ともいえる試みとなる。 


 エリートアカデミーは寄宿制で一貫指導し、トップ選手を英才教育で育成する事業で、4月から、


 まず卓球とレスリングで開校する。 


 生活費や学費は日本オリンピック委員会(JOC)が負担。


 卓球では2001年秋から、各年代別に代 表チームを結成し、強化を図っており、今後は


 NTCを拠点に、英才教育の徹底を図る方針。 


 初年度は男女計6人の中学生でスタートを切る。普段は近隣の中学校に通い、NTCで専任


 コーチの下で練習し、高校卒業までに日本代表の水準に到達させるのが目標だ。 


 意思疎通能力やリーダーシップなど、人間的資質を磨くプログラムもあり、前原正浩・日本


 卓球協会強化本部長は「選手としてだけでなく、世界に通用する人材を育てたい」といい、


 「強くなるにはこのシステムしかない」と訴える。  


 そこには苦い思いがある。 


 1952年から79年まで世界選手権で金メダルを獲得してきた日本卓球界。


 だが、85年から95年まではメダル獲得さえ逃す状況が続いた。


 原因は88年ソウル五輪から五輪正式競技になり、各国が強化に力を入れた一方で、日本は


 計画的に選手養成を図ってこなかったことが挙げられる。 


 ジュニアからの一貫指導システムへの取り組みは、まさに教訓を生かした挑戦でもあるのだ。


 2月1日、このエリートアカデミーに参加する選手とその保護者への説明会がNTCで開かれた。


 卓球では、女子が現在中学1年の2人、男子は小学6年の4人。 


 レスリングは小学5年から中学1年の5人(男子1人、女子4人)が参加した。 


 4月から親元を離れてNTCで寝食を共にし、専任コーチの下で練習に励む上に、先輩のいな


 い初めての試みとあって不安もあるだろうが、レスリングの小学6年、白井勝太くん(福井県)


 は「五輪で5連覇するのが夢。強い人がいっぱいいる環境で練習できる。不安はない」。  


 卓球の小学6年、田添健汰くん(福岡県)も「(卓球場は)とても広く、あそこで練習できることが


 うれしい。


 五輪ではメダルが目標」と力強く「夢」を訴えた。 


 他方で、実績のない初の試みに不安をもち、辞退した者もいたという。 


 JOCの福田富昭選手強化本部長は「優秀な選手の中には、強豪高校への進学を決めた選手


 もいて完全に調整できなかった」と打ち明ける。


 実績のある強豪校への進学よりもリスクの高い選択との見方もあるのだ。 


 それでもリスクを覚悟で参加を決めた理由には生活費や学費などの負担がないことも大きい。


 レスリング女子の中学1年、宮原優さん(富山県)の父、稔さんは「資金面が一番ネックになる


 部分でした。 


 非常にありがたい」と説明。さらに海外遠征や、NTCに隣接する国立スポーツ科学センターから


 医科学などの支援を受けられることも理由の一つだという。 


 学校や企業を中心にした日本型の強化システムは限界に来ており、少子化も迫る。


 そうした“閉塞(へいそく)環境”を打開すべく、スポーツ界は新たな強化システムの確立に挑む。


 もちろん将来の五輪選手を夢見る小さな選手たちの期待にも応えねばならない。  

                                   

                                      (運動部 金子昌世、西尾美穂子)

2008年3月18日火曜日

日卓協会議にでかけてきました


■金・土・日と東京オープン、日卓協理事会・評議員会そして県卓協理事会と出かけて


 きた。 


 東京オープンでは本県代表選手の応援も兼ねながら観戦してきたが、参加者も多く


 大変レベルが高い大会で興味深く各試合を見ることができた。 


 本県選手はすべてを見ることができなかったが、年代別の小田桐選手がベスト8、


 村上選手がベスト16ともう一歩メダルに届かなかったが、全国レベルにあることを


 示してくれた。 


 ほかの選手は結果を把握していないが、それぞれに頑張ってくれたことと思う。 


 こうした大会に積極的に出て経験を積むことが、技術面だけでなくメンタル面に


 おいて本県選手にはとても大切なことと思っている。



■日卓協の会議では、新年度の体制が決まった。 


 主な人事では大林会長が続投、副会長に木村専務理事が昇格、また専務理事


 には前原強化本部長が就任した。 


 また、理事では現役選手である松下浩二氏が新しく就任した。 


 卓球界も先の世界大会で男女ともに銅メダルを獲得し、今フォローの風が吹いて


 きている。 


 この風をさらに大きくしてオリンピックに向かわなければならない。


 協会も新体制のもと強力なリーダーシップを発揮して、この勢いにぜひ弾みをつけ


 ていって欲しいと思っている。

2008年3月13日木曜日

明日から出張で上京します



■今日は午前中会社に出て、夕方からの卓球教室のため午後から盛岡に戻ってきている。

 明日からは、東京オープンの観戦と明後日の日卓協理事会・評議員会に出席のため

 上京する予定である。 

 今回の会議は新年度に向けた役員改選と事業・予算を決める会議で、朝からの理事会

 と午後の評議員会、そしてその後は新旧理事の交歓会があり一日いっぱいのスケジュール

 のようである。 

 日曜日には県の常任理事会も予定されているので朝には東京をでて、午後からの会議に

 出席と忙しい日程となっている。

 ブログは更新できないが、東京オープンの様子を携帯から投稿しようと思っている。

2008年3月12日水曜日

名古屋国際マラソン・高橋尚子のこと


■二日ブログを更新せずにきたが、なんか休むと気持ちに引っかかるものがあって気に


 なるものである。 


 別に時間がないとか、書きたいことがないという理由でもないから自分がサボッている

 

 ような気になってしまうのである。 


 毎日書くということを、自分の日常の実践目標に課しているからだが、今回はまた新しい


 挑戦が加わって気が散らないようにそのことに集中したかったからである。


 だから、軌道にのるまではブログもあまり窮屈に考えないで、マイペースでいきたいと思う。 


 今日はまた、朝から大船渡にきている。 


 日中は会社での仕事をして、夜は子供たちの卓球教室がある。


 毎週、こういった盛岡と大船渡の往来であるが生活にメリハリがあって新鮮だし、また


 子供たちの指導も目標があって楽しいのである。



■先日は、久しぶりに名古屋国際マラソンでのTV中継を興味深く観戦した。  


 それは、高橋尚子の復活がなるかどうかへの期待と、できれば優勝してオリンピックの


 出場権を獲得して欲しいという願いからである。 


 結果は承知の通り、早々の脱落で自己最低の記録と残念な結果に終わってしまった。 


 が、私はそのがっかり以上に彼女のレース振りやその後の言動によって救われたというか、


 高橋尚子の人間的なすばらしさに感動してしまった。  


 普通ならば、金メダルの頂点にたった人間であれば、あれだけの屈辱的な敗北は耐えら


 れないものと思うが、キケンをせずに最後まで完走したこと。 


 また、ゴール後も悪びれずにスタンドに向かって一礼する姿。 


 インタビューでは完敗を素直に認めてのさわやかな応答とその内容に、これぞスポーツマン


 の見本というべき人間的なすばらしさを感じたのである。


 彼女のもともとの資質なのだろうか。 


 もちろんそれもあると思う。


  しかしそれ以上に、過酷な訓練や厳しい試練を積み重ねて、頂点を極めたものだけが


 たどりつく精神の境地に入っているようにさえ思えるのである。 


 あまりにことばが立派なのである。 純粋なのである。 


 彼女はレース前に目標を聞かれた時、自分の心境に重ね合わせ「あきらめなければ夢は叶う」


 ということを伝えたいと言った。 


 もう、彼女はマラソンは自分のタメに走るのではなく、それを通して国民に夢や希望や勇気を


 与える存在であるということを自覚しているのだろう。 


 だから自分の負けた姿からも何かを伝えたかったのだろうと思うし、また実際に感動したり


 励まされた 人もたくさん居たことと思う。


 彼女は、引退しますか?という質問に、まだまだ挑戦し続けるという答えをしていた。 


 そのことばにすごく感動したし、今回は夢は叶わなかったが、これで終わりではないのである。


 また、終わって欲しくないのである。 


 何度挑戦しても良い。 立ち上がる姿が見たいのである。


 「あきらめなければ夢は叶う」ということをぜひみんなに伝えて欲しいのである。