2008年3月12日水曜日

名古屋国際マラソン・高橋尚子のこと


■二日ブログを更新せずにきたが、なんか休むと気持ちに引っかかるものがあって気に


 なるものである。 


 別に時間がないとか、書きたいことがないという理由でもないから自分がサボッている

 

 ような気になってしまうのである。 


 毎日書くということを、自分の日常の実践目標に課しているからだが、今回はまた新しい


 挑戦が加わって気が散らないようにそのことに集中したかったからである。


 だから、軌道にのるまではブログもあまり窮屈に考えないで、マイペースでいきたいと思う。 


 今日はまた、朝から大船渡にきている。 


 日中は会社での仕事をして、夜は子供たちの卓球教室がある。


 毎週、こういった盛岡と大船渡の往来であるが生活にメリハリがあって新鮮だし、また


 子供たちの指導も目標があって楽しいのである。



■先日は、久しぶりに名古屋国際マラソンでのTV中継を興味深く観戦した。  


 それは、高橋尚子の復活がなるかどうかへの期待と、できれば優勝してオリンピックの


 出場権を獲得して欲しいという願いからである。 


 結果は承知の通り、早々の脱落で自己最低の記録と残念な結果に終わってしまった。 


 が、私はそのがっかり以上に彼女のレース振りやその後の言動によって救われたというか、


 高橋尚子の人間的なすばらしさに感動してしまった。  


 普通ならば、金メダルの頂点にたった人間であれば、あれだけの屈辱的な敗北は耐えら


 れないものと思うが、キケンをせずに最後まで完走したこと。 


 また、ゴール後も悪びれずにスタンドに向かって一礼する姿。 


 インタビューでは完敗を素直に認めてのさわやかな応答とその内容に、これぞスポーツマン


 の見本というべき人間的なすばらしさを感じたのである。


 彼女のもともとの資質なのだろうか。 


 もちろんそれもあると思う。


  しかしそれ以上に、過酷な訓練や厳しい試練を積み重ねて、頂点を極めたものだけが


 たどりつく精神の境地に入っているようにさえ思えるのである。 


 あまりにことばが立派なのである。 純粋なのである。 


 彼女はレース前に目標を聞かれた時、自分の心境に重ね合わせ「あきらめなければ夢は叶う」


 ということを伝えたいと言った。 


 もう、彼女はマラソンは自分のタメに走るのではなく、それを通して国民に夢や希望や勇気を


 与える存在であるということを自覚しているのだろう。 


 だから自分の負けた姿からも何かを伝えたかったのだろうと思うし、また実際に感動したり


 励まされた 人もたくさん居たことと思う。


 彼女は、引退しますか?という質問に、まだまだ挑戦し続けるという答えをしていた。 


 そのことばにすごく感動したし、今回は夢は叶わなかったが、これで終わりではないのである。


 また、終わって欲しくないのである。 


 何度挑戦しても良い。 立ち上がる姿が見たいのである。


 「あきらめなければ夢は叶う」ということをぜひみんなに伝えて欲しいのである。

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