■昨日に引き続き中国関連について書きます。
以前にも思っていたことだが、中国帰化選手の世界への流出に ようやく歯止めがかけ
られることが国際卓連の会議で決まったようである。
本当に良かったと思っている。
このまま放置すれば世界選手権もオリンピックも、中国系選手だらけの大会になってしま
いかねないと 思っていたし、このままではオリンピックの種目からもはずされてしまうので
はと危惧していたからである。
国を代表して戦うオリンピックや世界大会に自国の選手がいないというのは明らかに不自然
だし、勝つためにだけ帰化選手の力を借りるというのは本来の世界大会の趣旨からもはずれ
ているのである。
その意味では、やっと国際卓連も近年の異常な状況に危機感を持ち、正常化に向けて
動きだしたことを嬉しく思っている。
■国籍変更に制限、国際卓球連盟が方針 【広州(中国)=三橋信】
国際卓球連盟(ITTF)のアダム・シャララ会長は27日、世界選手権が開かれている広州で
記者会見し、国籍を移して大会に出場する選手に、年齢に応じて制限を加える方針を明
らかにした。
具体的な制限方法は29日の理事会後に発表する。
選手層が厚い中国から、国籍を変えて世界選手権などに出場するケースが相次いでいる
ため。
シャララ会長は「各国の選手育成のためにも、世界選手権が本当の意味で世界一を決める
大会であるためにも、制限が必要だ」と話した。
会長はまた、「この制限はITTFが管轄する大会に限られる」とし、五輪や国内大会を除く、
国際卓球連盟直轄の大会に適用することを明らかにした。
(2008年2月27日23時39分 読売新聞)
「厳しくなる選手の移籍、代表選手の年齢制限 」
協会から協会に移った選手が国際卓球連盟の主催する世界イベント(世界選手権など)に
出場する場合の年齢制限ルールが決定した。
・ 以前に他の協会から代表で出場していた選手は移った協会の代表にはなれない。
・ 登録したのが15歳未満の場合は3年間登録していること
・ 登録したのが15歳以上18歳未満の選手は5年間登録していること
・ 登録したのが18以上21歳未満の選手は7年間登録していること
・ 21歳以上の選手は世界イベントで新しい協会の代表になる資格を持たない
*これによっていわゆる帰化選手の代表になる資格が厳しくなる。この背景には日本だけ
でなく、中国香港、シンガポール、ヨーロッパの各協会で増え続ける帰化選手(ほとんどが
中国系選手)の問題がある。
その帰化選手の代表の増加に歯止めをかけるためのルール作りである。
0 件のコメント:
コメントを投稿