2008年3月1日土曜日

女子シンガポールに完敗銅メダルに終わる・世界卓球




■決勝進出への望みをかけていた女子が、シンガポールに無残にもその夢を断たれてし




 まった。 




 しかも、内容が0-3という完敗である。 




 これまでの流れから一縷の望みをもって期待していたのだが、やはり上位3チームとは




 まだまだ大きな開きがあるということなのだろう。




 期待の平野も1ゲームを奪うのがやっとのようで、リ・ジャウェイの前には進化している




 平野をもってしても通じないところをみると何かが足りないのであろう。 




 本人もそのことはきっちりと自覚出来たろうし、北京へ向けての課題が見えたことは、




 この敗戦は本人にとっては大きな収穫になったに違いない。 




 また、今回石川が起用されたが、この起用については対シンガポール戦では最善の策




 だったと思っている。 




 なぜなら、福岡ではこれまでの対戦から歩が悪いのははっきりしていたし、石川が今回




 対戦した王には先の海外ツアーで勝利しているからである。 




 また、何よりも石川にはほとんどの海外選手との対戦が少ないという、研究されていない




 未知の魅力があるからである。 




 ただ、如何せん世界選手権しかも準決勝という舞台は荷が重かったのだろう。 




 少なくともこの場面での起用を考えていたのであれば、もっと予選リーグでの起用をしな




 がら雰囲気に慣れさせておいて起用して欲しかった。




 試合は見ていないが、多分に自分の力を100%出し切れずに終わったのではなかろうか。




 しかし、今回の日本の敗戦の中で救いがあるのは、石川のこの起用ではないかと思っている。




 彼女は間違いなく次の日本を背負って立つ選手である。 




 こういった経験をどんどん積ませて、平野の後のエースとして育てなければならないのである。




 また、残念なのは福原選手である。 




 今回は復調の予感も感じさせる内容も一部見られたが、全体的にみればもう愛ちゃんでは




 勝てないということがはっきりしたのではなかろうか。 




 強い選手には絶対勝てない、しかも格下選手にも取りこぼしをするというのでは信頼が置け




 ないのである。 




 私にはそういう評価しかできないのである。




 北京へ向けて、もう代表メンバーが確定している。 




 その中で戦うしかないのである。




 その意味では愛ちゃんに期待するしかないし、頑張ってもらわなければならないのである。 




 ぜひ、こうした国民の多くの期待にこたえられるような、変身福原愛を見せて欲しいと願う




 ばかりだ。  




 さて、今回の女子の活躍を総括して感想を述べると4大会連続メダルはよくやったと評価




 したい。 




 メダル獲得も対韓国戦がヤマであり相当厳しいと思っていただけにそこを大接戦ながら




 勝ち上がって獲得したメダルだけに価値あるものと素直に評価したい。 




 また、北京を前にしてのメダル獲得だけに、それがとれたかとれないかは今後の強化へ




 の弾みが全然違ってくると思う。 




 その意味では最低限メダル死守ができたことは日本にとって大きな力となってくるものと




 思っている。 




 ただ、残念なのはここまできたら決勝まで進んで欲しかったというのが強い強い気持ちで




 あった。 




 こういう滅多にないチャンスを生かしきれなかったのは、まだまだ努力が足りないという




 勝負の神様の答えなのだろう。 




 北京でのメダルを確実なものにするためには、ぜひともここで勝っていなければならなか




 ったのである。 




 また、北京へ向けて苦しい戦いが始まるのである。 




 上位3チームの壁は高く・厚いのである。 




 それだけに、今回どうしてもその壁を突き破ってキッカケをつかんで欲しかったのである。 




 そういう意味で今回の評価は厳しいようだがメダル獲得だけの50点としたい。




 後の50点は北京での結果がでるまでの楽しみとして預けておきたい。 






 男子は長くなったので別に記載します

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