■昨日、一昨日とペン型選手育成講習会に出席してきた。 講習会には全国から30名
の指導者が集まったが、各県1名の案内ということだったので出席者がない 県も多く、
せっかくの機会も残念な気がした。
それだけペン型への関心が薄いということなのだろうか。 シェークハンドが9割以上を
占める現状の中、このままでは画一的なスタイルだけになってしまうことに危惧を覚え
るものとして、日本卓球協会としてもPRや啓蒙に努めなければさらにこの傾向が進ん
でいくような気がしている。
ペンもあり、またカットもあり、変則型もありというような、そういういろんなスタイルが
競い合う状況を、意識的に計画的につくり出していかないと本当に強い選手が育た
ないように思っている。
そういう意味では、カット型選手も極端に少なくなっていることを考えれば、ペンと同
様に講習会を企画していくことも考えてもらいたいと思っている。
さて、講習会の感想であるが一口に言ってとても参考になったし、またペン型でも
裏面打法やまた台上処理の有利性などを活かせれば、なんらシェークとの有利
不利の差異はないし、世界の頂点に立てることを実感した。
現に、馬淋・王皓・柳承敏などはペン型で世界を制しているのである。
要はペンであれシェークであれ、その用具の特徴を生かした技術や戦術を極め、
世界一級のレベルにまで到達できれば頂点に立つことができるということである。
このことを、現場の指導者にもっともっとPRしなければいけないと思うし、ペンは
子供達には難しいとか、バック処理に難点があるなどと言った固定的な観念を
解いていかなければと思う。
バック側の裏面技術やサービス・台上処理の優位性を理解して、選手にペン型
への選択の余地をも広げ てやるようにしていかなければならないと思っている。
シェークハンド偏重はいずれ日本卓球界には憂慮すべき状況であり、ペン型の
特性や指導法などの情報をこれからも意識的に提供して欲しいものである。
講習内容は明日。
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