2008年2月15日金曜日

ジャパントップ12卓球大会







■先週、ジャパントップ12卓球大会を観戦してきたので、その感想を書きます。 


結果は既報の通り、男子が吉田海偉選手、女子が平野早矢香選手の優勝と順当な結果


に終わった。 


吉田選手については、予選リーグでの下山選手(早大)とのフルセットの戦いが、唯一危な


い試合であった。  

それを除けばやはり現状では水谷選手と並んで男子では他との差がはっきりしているよう

に感じた。 



一方女子の平野選手については、準決勝の石川選手とフルセットの大苦戦をしたが、それ


以外は全くの全試合ストレート勝ちと、二番手以下とは大きな差がついてしまっているように


感ずる。 


今回も全日本と同じ樋浦選手との決勝だが、樋浦選手も現時点では次位筆頭の力をつけて


きたと見るべきだろう。 


予選リーグでは福岡選手に勝ち、準決勝では福原選手にストレート勝ちとオリンピック代表の


二人に勝っているのである。


しかも、内容が実力勝ちと言えるほどの文句なしの勝ち方である。 


ただ、残念なのは石川選手との対戦が見れなかったことである。 

全日本では勝っているのだが、今回の石川選手と平野選手の試合を見る限り、明らかに


進化している石川選手とどちらが強いのか、もう一度やらせてみたかったのである。 それ


にしても、石川選手は着実に成長してきているなということを実感する。 


平野選手と真っ向から打ち合う戦いぶりは、今の女子選手には見られないスケールの大きさ

を感ずるし、大器としての予感を感じさせる魅力を持っているのである。  


間違いなく日本の女子を背負って立つ選手になるであろう。 



その他では、中学生からは男子・平野(秀光中等)、町(青森山田中)、女子・森薗(青森


山田中)選手が出場したが、やはりシニアとは大きな差があった。 


高校生では、男子・上田(青森山田高)、女子・若宮(尽誠高)、藤井(四天王寺高)選手だが、


上田選手が坂本・渡辺選手に勝って準決勝に進出した頑張りが目立った。 


若手では、今後の活躍が注目される期待大の選手である。 



全体的には、男子が水谷・岸川のオリンピック代表が不参加となり、盛り上がりにかけた内容


であったし、女子については、オリンピック代表の3名が揃っての出場で、予選リーグから興味


ある試合も多かったが、一方ではオリンピック選手が以外の選手に負けるのを見て、全日本に


続いてがっかりした大会だった。 



本当に、これでオリンピックはベストメンバーなのだろうかと疑問が湧いた大会だった。

0 件のコメント: