2008年4月3日木曜日


■昨日から新年度がスタートした。 昨日は盛岡で午前と夜に卓球教室があり、午後はPCで


 の作業と一日が過ぎてしまった。 


 教室では、小中生の生徒の進学で環境も変わりメンバーの変動もあったが、年度のスタート


 にあたって目標の自覚や気持ちの入れ直しを喚起して開始した。 


 教室も始めてからもう一年になろうとしているが、それなりに技術や礼儀・挨拶・行動も当初


 から見ると格段に良くなってきている。


 しかし、まだまだというのが実感である。


 というのもあまりに最初のレベルが低くてようやくしつけのレベルが浸透してきたというところ


 である。 


 言われれば素直にいうことを聞くのだが、それ以上のことを進んでやるという姿勢ができて


 いないし、 目を離すと手を抜いてしまうのである。 


 意欲や自主性などというのは自らが気付いてその気にならなければ、なかなか教えることは


 難しいものだと実感している。 


 人の気持ちというのは他が変えることはできないのであり、自らが気づいてくれるように様々


 な刺激を与えることで変化のキッカケとなる触媒の役目が指導者だと思っている。 


 他にも教室をやっているのだが、こちらはみな意欲的だし自主的に行動してくれるので指導も


 効率的だし、また力もついつい入ってしまうのである。

アジアカップの結果から


■今日はまた朝には雪まじりの雨が降り、冬に逆戻りしたかのような気温の寒い一日となった。


 午前中には卓球教室があり、生徒たちの指導であっという間に時間が過ぎてしまった。 


みんな卓球が好きで、いつも時間を惜しんで向かってきてくれるのでこちらも真剣である。


 こういう生徒たちと接していると自分まで熱くなってきて楽しいのである。


 夢中になれる時間があるということは、とても幸せなことだなとつくづく思うのである。



■アジアカップは昨日準決勝・決勝が行われ期待した水谷は準決勝で陳玘(中国)に2-4で


敗れ決勝進出はならなかった。 


また続く3-4位決定戦でもガオニンにストレートで敗れ結局4位で終わった。


ほかは男子の韓陽が6位、吉田が7位、女子は福原7位、石川10位、平野11位の結果となり、


世界選手権での勢いをつなげることができなかった。


優勝は男子が馬龍(中国)、女子は郭躍(中国)が制覇した。


今回はオリンピックの前哨戦としても日本選手の戦いに注目していたが、やはりまだまだ


上位ランクとは差があるし課題もはっきりしたことと思う。 


選手や指導陣も今回の結果を受け、オリンピックでのメダル獲得は相当厳しいことをしっかりと


認識して一段の対策に取り組んで欲しいと願っている。

2008年3月30日日曜日

卓球練習で感じたこと



■昨日は久しぶりに時間もあいたので、卓球の練習にでかけてきた。 


 というのも、来月にグアムでのラージボールの大会に出ることにしており、そのために


 体を慣らすこと を今からはじめなければと思ったからである。


 しばらく個人の練習や大会にでることもなくて、体力的にどの程度なのかというのが一番


 の不安であるし、またラージボールにも慣れておかなければならない。 


 本当はもっと早くから準備を進めなければいけないのだが、なかなか時間がとれなくて


 ようやく昨日が初めてとなってしまった。 


 2時間ほどあるクラブでの練習会に参加させていただいたが、やはり足が衰えてきている


 ことを実感するし、数セットの試合でも息があがってしまうのである。 


 感覚的にはもっとやれそうに思うのだが、体がついていかないのが現実である。


 やはり、普段からトレーニングを続けていないとこの年代になると急速に体力は落ちて


 いくのだなということを実感する。 


 まあ、それは仕方のないことなので徐々に感覚や体を大会までに慣らしていこうと思っている。



■アジアカップが昨日からサッポロでアジアカップが開催されている。 


 日本からは男子水谷・韓陽・吉田、女子は平野・福原・石川選手が出場している。 


 予選リーグは男子3選手、女子福原が2位通過し準々決勝に進出したが、水谷選手だけが


 準決勝に進出したようである。 


 水谷選手の今日の結果が楽しみである。

2008年3月20日木曜日

卓球雑記


■昨日から、大船渡に来ている。 


 毎週の日課なのだが、前後に大会や会議で出かけているとなんかあっという間に一週間


 がきてしまう気がする。 


 今週も土曜日は東京での会議があり、翌日は第6回の小学生オープンリーグが紫波町である。 


 今週もまた相変わらずいつものように駆け足の週となりそうである。



■日卓協理事会から 前のブログでは触れなかったが、今回の世界選手権で銅メダルを


 獲得した男女チームの監督・選手には規定に則り、一人40万円の研修補助金が支給され


 ることが決まった。



■卓球のニュースから (Google アラートより) 


 『早い話が:スポーツ海外派兵=金子秀敏』 


 北京五輪を目前に、気になる記事である。


 中国・広州で開かれた卓球の世界選手権の第3日、日本対ロシアの男子団体戦。


 「試合中に悪乗りした 観客がロシアを応援しながら、品のない言葉を日本に浴びせ」た。


 選手が動揺し、宮崎義仁監督は「後味は悪い」と語った。(2月27日付本紙運動面)


 応援の域を超えたやじは、競技妨害だ。


 この少し前、重慶のサッカー東アジア選手権でも観衆の反日ブーイングがあった。 


 中国卓球のやじはサッカーのブーイングより屈折している。


 日本チームの中で中国出身の韓陽、吉田海偉両選手が狙われた。 


 卓球王国の中国では実力があってもナショナルチームに入れないと、国籍を変えて外国


 チームでチャンスをつかもうとする。


 シンガポールや香港の有力選手はほとんど中国出身だ。


 中国では「海外兵団」と呼ばれる。 


 日本人は、米大リーグで活躍するイチロー選手に応援の拍手を惜しまない。中国人は


 そうではない。


 中国人選手が外国で活躍すると「外人の雇い兵になり下がった」と怒りだし、「叛徒(パントゥ)


 (裏切り者)」と悪態をつくのである。 


 海外兵団の先駆けで、かつて全日本女子チャンピオンになった小山ちれ(中国名、何智麗

 

 (ホーチーリー)選手が、中国で試合をすると、会場はやじの嵐だった。 


 広州では同じ日、女子団体で福原愛選手と韓国の唐〓序(タンイェソ)選手が対戦した。


 唐が勝ったが、会場は福原への声援一色だった。


 東北なまりの中国語を話す福原は中国でも人気者だ。


 だが、観衆が騒いだ主な理由は、唐が中国出身の海外兵団だったからだ。 


 大会の前、「中国青年報」紙に「私は小山ちれではない」と答えたきり、唐は中国メディアの


 取材を拒否し続けた。 世界選手権の後、香港で五輪アジア予選が開かれた。


 唐は中国の実力者、王楠(ワンナン)選手を破る 大金星をあげた。


 感情を表に出さない唐がガッツポーズをした。


 王は「北京で最大の敵は海外兵団」と語った。


 この分だと、北京五輪でもやじはなくならないだろう。 


 最近、国際卓球連盟は、国籍変更した選手の出場を厳しく制限するようにした。


 中国出身の選手ばかりだとほかの国の選手がチャンスを失うという欧州勢の突き上げが


 あったという。


 だが、そもそも中国人海外兵団に一番厳しいのは、中国人なのだ。(専門編集委員)



 『卓球平野にオジさんファン急増中』 


 卓球の北京五輪日本代表平野早矢香(22=ミキハウス)が14日、中年男性ファンが急増


 していることを明かした。


 この日、都内で卓球専門誌「卓球王国」の授賞式が行われ、平野は3年ぶり2度目の「プレ


 ーヤー・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。  


 本年度は日本選手権シングルスで連覇し、今月まで行われた世界選手権団体戦では9勝1敗


 の活躍で、銅メダル獲得の原動力になった。 


 大会後、所属先に激励メールが96件、ファンレターが3通届いたという。


 平野は「文章の感じからして年配の男性が多いと思います。


 おじさん受けがいいんですかね」と笑顔。


 日本のエース福原愛に、人気面でも迫る勢いだ。


                             [2008年3月15日9時23分 紙面から] 




『【明解要解】4月開校 スポーツのエリートアカデミー』   

                                                  2008.3.14 08:29      「ジュニアからの英才教育始動」 


 スポーツ界の悲願だったナショナルトレーニングセンター(NTC=東京都北区)が1月に


 本格稼働し、北京五輪に向けた選手強化で積極的に活用されている。  


 だが、NTCへの期待は選手強化ばかりではない。長期的な視点で日本の競技力を高める


 3つの事業への期待も高まる。 


 指導者育成を図るナショナルコーチアカデミー、引退後の選手らの生活設計を支援する


 キャリアアカデミー、そしてジュニア世代を集めて英才教育を行うエリートアカデミーだ。 


 中でもエリートアカデミーはNTCの試金石ともいえる試みとなる。 


 エリートアカデミーは寄宿制で一貫指導し、トップ選手を英才教育で育成する事業で、4月から、


 まず卓球とレスリングで開校する。 


 生活費や学費は日本オリンピック委員会(JOC)が負担。


 卓球では2001年秋から、各年代別に代 表チームを結成し、強化を図っており、今後は


 NTCを拠点に、英才教育の徹底を図る方針。 


 初年度は男女計6人の中学生でスタートを切る。普段は近隣の中学校に通い、NTCで専任


 コーチの下で練習し、高校卒業までに日本代表の水準に到達させるのが目標だ。 


 意思疎通能力やリーダーシップなど、人間的資質を磨くプログラムもあり、前原正浩・日本


 卓球協会強化本部長は「選手としてだけでなく、世界に通用する人材を育てたい」といい、


 「強くなるにはこのシステムしかない」と訴える。  


 そこには苦い思いがある。 


 1952年から79年まで世界選手権で金メダルを獲得してきた日本卓球界。


 だが、85年から95年まではメダル獲得さえ逃す状況が続いた。


 原因は88年ソウル五輪から五輪正式競技になり、各国が強化に力を入れた一方で、日本は


 計画的に選手養成を図ってこなかったことが挙げられる。 


 ジュニアからの一貫指導システムへの取り組みは、まさに教訓を生かした挑戦でもあるのだ。


 2月1日、このエリートアカデミーに参加する選手とその保護者への説明会がNTCで開かれた。


 卓球では、女子が現在中学1年の2人、男子は小学6年の4人。 


 レスリングは小学5年から中学1年の5人(男子1人、女子4人)が参加した。 


 4月から親元を離れてNTCで寝食を共にし、専任コーチの下で練習に励む上に、先輩のいな


 い初めての試みとあって不安もあるだろうが、レスリングの小学6年、白井勝太くん(福井県)


 は「五輪で5連覇するのが夢。強い人がいっぱいいる環境で練習できる。不安はない」。  


 卓球の小学6年、田添健汰くん(福岡県)も「(卓球場は)とても広く、あそこで練習できることが


 うれしい。


 五輪ではメダルが目標」と力強く「夢」を訴えた。 


 他方で、実績のない初の試みに不安をもち、辞退した者もいたという。 


 JOCの福田富昭選手強化本部長は「優秀な選手の中には、強豪高校への進学を決めた選手


 もいて完全に調整できなかった」と打ち明ける。


 実績のある強豪校への進学よりもリスクの高い選択との見方もあるのだ。 


 それでもリスクを覚悟で参加を決めた理由には生活費や学費などの負担がないことも大きい。


 レスリング女子の中学1年、宮原優さん(富山県)の父、稔さんは「資金面が一番ネックになる


 部分でした。 


 非常にありがたい」と説明。さらに海外遠征や、NTCに隣接する国立スポーツ科学センターから


 医科学などの支援を受けられることも理由の一つだという。 


 学校や企業を中心にした日本型の強化システムは限界に来ており、少子化も迫る。


 そうした“閉塞(へいそく)環境”を打開すべく、スポーツ界は新たな強化システムの確立に挑む。


 もちろん将来の五輪選手を夢見る小さな選手たちの期待にも応えねばならない。  

                                   

                                      (運動部 金子昌世、西尾美穂子)

2008年3月18日火曜日

日卓協会議にでかけてきました


■金・土・日と東京オープン、日卓協理事会・評議員会そして県卓協理事会と出かけて


 きた。 


 東京オープンでは本県代表選手の応援も兼ねながら観戦してきたが、参加者も多く


 大変レベルが高い大会で興味深く各試合を見ることができた。 


 本県選手はすべてを見ることができなかったが、年代別の小田桐選手がベスト8、


 村上選手がベスト16ともう一歩メダルに届かなかったが、全国レベルにあることを


 示してくれた。 


 ほかの選手は結果を把握していないが、それぞれに頑張ってくれたことと思う。 


 こうした大会に積極的に出て経験を積むことが、技術面だけでなくメンタル面に


 おいて本県選手にはとても大切なことと思っている。



■日卓協の会議では、新年度の体制が決まった。 


 主な人事では大林会長が続投、副会長に木村専務理事が昇格、また専務理事


 には前原強化本部長が就任した。 


 また、理事では現役選手である松下浩二氏が新しく就任した。 


 卓球界も先の世界大会で男女ともに銅メダルを獲得し、今フォローの風が吹いて


 きている。 


 この風をさらに大きくしてオリンピックに向かわなければならない。


 協会も新体制のもと強力なリーダーシップを発揮して、この勢いにぜひ弾みをつけ


 ていって欲しいと思っている。

2008年3月13日木曜日

明日から出張で上京します



■今日は午前中会社に出て、夕方からの卓球教室のため午後から盛岡に戻ってきている。

 明日からは、東京オープンの観戦と明後日の日卓協理事会・評議員会に出席のため

 上京する予定である。 

 今回の会議は新年度に向けた役員改選と事業・予算を決める会議で、朝からの理事会

 と午後の評議員会、そしてその後は新旧理事の交歓会があり一日いっぱいのスケジュール

 のようである。 

 日曜日には県の常任理事会も予定されているので朝には東京をでて、午後からの会議に

 出席と忙しい日程となっている。

 ブログは更新できないが、東京オープンの様子を携帯から投稿しようと思っている。

2008年3月12日水曜日

名古屋国際マラソン・高橋尚子のこと


■二日ブログを更新せずにきたが、なんか休むと気持ちに引っかかるものがあって気に


 なるものである。 


 別に時間がないとか、書きたいことがないという理由でもないから自分がサボッている

 

 ような気になってしまうのである。 


 毎日書くということを、自分の日常の実践目標に課しているからだが、今回はまた新しい


 挑戦が加わって気が散らないようにそのことに集中したかったからである。


 だから、軌道にのるまではブログもあまり窮屈に考えないで、マイペースでいきたいと思う。 


 今日はまた、朝から大船渡にきている。 


 日中は会社での仕事をして、夜は子供たちの卓球教室がある。


 毎週、こういった盛岡と大船渡の往来であるが生活にメリハリがあって新鮮だし、また


 子供たちの指導も目標があって楽しいのである。



■先日は、久しぶりに名古屋国際マラソンでのTV中継を興味深く観戦した。  


 それは、高橋尚子の復活がなるかどうかへの期待と、できれば優勝してオリンピックの


 出場権を獲得して欲しいという願いからである。 


 結果は承知の通り、早々の脱落で自己最低の記録と残念な結果に終わってしまった。 


 が、私はそのがっかり以上に彼女のレース振りやその後の言動によって救われたというか、


 高橋尚子の人間的なすばらしさに感動してしまった。  


 普通ならば、金メダルの頂点にたった人間であれば、あれだけの屈辱的な敗北は耐えら


 れないものと思うが、キケンをせずに最後まで完走したこと。 


 また、ゴール後も悪びれずにスタンドに向かって一礼する姿。 


 インタビューでは完敗を素直に認めてのさわやかな応答とその内容に、これぞスポーツマン


 の見本というべき人間的なすばらしさを感じたのである。


 彼女のもともとの資質なのだろうか。 


 もちろんそれもあると思う。


  しかしそれ以上に、過酷な訓練や厳しい試練を積み重ねて、頂点を極めたものだけが


 たどりつく精神の境地に入っているようにさえ思えるのである。 


 あまりにことばが立派なのである。 純粋なのである。 


 彼女はレース前に目標を聞かれた時、自分の心境に重ね合わせ「あきらめなければ夢は叶う」


 ということを伝えたいと言った。 


 もう、彼女はマラソンは自分のタメに走るのではなく、それを通して国民に夢や希望や勇気を


 与える存在であるということを自覚しているのだろう。 


 だから自分の負けた姿からも何かを伝えたかったのだろうと思うし、また実際に感動したり


 励まされた 人もたくさん居たことと思う。


 彼女は、引退しますか?という質問に、まだまだ挑戦し続けるという答えをしていた。 


 そのことばにすごく感動したし、今回は夢は叶わなかったが、これで終わりではないのである。


 また、終わって欲しくないのである。 


 何度挑戦しても良い。 立ち上がる姿が見たいのである。


 「あきらめなければ夢は叶う」ということをぜひみんなに伝えて欲しいのである。

2008年3月9日日曜日

水谷・岸川・福岡の3選手が卓球五輪代表に


■代表獲得がスンナリいかずヤキモキしていた水谷、福岡はともに初戦を勝って3~4枠目


 の代表権を獲得した。 


 水谷は世界選手権でも対戦し勝利している台湾の蒋澎龍が相手で、順当に勝利するもの


 とみられたがフルゲームのしかもマツチポイントを握られてからの勝利だった。 


 福岡は過去に2度勝っている北朝鮮のキム・ジョンに4-0のストレート勝ちである。 


 一方苦戦を強いられていた岸川も5~6枠目の決定戦に進み、予選で敗れている北朝鮮


 のジャン・ソンマンに勝って出場権をつかんだ。 


 本当に望み通りの結果になってくれて嬉しく思っている。 


 これで、男女ともに3名枠のフル出場が決まり、オリンピックへ向けての態勢が整った。 


 メダル獲得への期待もますます高まってきている。 


 チャンスである。 


 ぜひ、日本卓球界悲願のオリンピックでの初メダルを実現してほしいものである

2008年3月8日土曜日

卓球アジア五輪予選・福岡お預け


■福岡が王手をかけていたタイ選手との試合に2-4と破れ、一気に出場権を獲得する


 ことができなかったようである。 


 これで次は3位以下決定戦に回ることになるが、初戦に勝てば出場権が得られるようで


 次はきちっと決めてほしいものである。 


 また、水谷は復活戦では同僚岸川との対戦も含め2勝を挙げ、こちらもあと1つのようで


 ある。 


 共にこのチャンスをしっかりとモノにして、早くスカッとさせてほしい。


 一方岸川は、厳しい戦いの連続のようだが、まだ望みは残っており、こちらも最後の最後


 まで頑張って 最終のイスを争ってほしい。 


 今回は絶対確実と見られていた女子の中国王楠も、韓国の帰化選手タン・イエソに敗れる


 波乱もあったりとなかなかすんなりとはいかない予選会になっている。 


 今日で代表枠もほぼ決まると思うが、いい結果を待ちたい。

2008年3月7日金曜日

福岡あと一・卓球五輪アジア予選


■昨日から十和田に出かけていた。 時間がなくてプログも書けなかったが少しでも書い


 ておきたい。 


 今日のニュースでは、アジア五輪予選で決勝トーナメントに進出の福岡、水谷は福岡が


 一回戦を勝ち次のタイ選手に連勝すれば確定のようである。 

 

 水谷は一回戦格下の北朝鮮選手にやぶれたようであり、敗者復活戦に回ったとのことである。 


 予選リーグも1位通過し、ほぼ間違いないと思っていただけにどうしたことだろうか。 


 ぜひ、気を入れ直して頑張って欲しいものである。 岸川も敗者復活戦に入っているようで、


 ともに出場権を勝ちとってほしい。

2008年3月6日木曜日

北京オリンピック・卓球アジア予選


■今日から北京五輪アジア予選が香港で開催される。 日本からは男子水谷・岸川、女子は

 福岡の3選手が出場する。 

 この予選には男子が22選手、女子が18選手の参加が決まっており、それぞれに4組ずつ

 に分かれた総当りリーグを行って、各組上位3人が敗者復活戦を含めたトーナメントによって

 代表を決めることになっている。 

 代表枠は7人である。 

 中国からは男子に王励勤、女子に王楠が出場しておりA組の1シードになっている。

 水谷、福岡はそれに次ぐB組の1シードになっており、順当に勝つと出場枠確定までには

 中国勢とは当たらない組み合わせであり、ほぼ確定と言える(福岡は少し心配だが)。

 また、岸川はC組の2番目となっており、予選リーグの結果がその後のトーナメント組み合わ

 せにも 大きく影響しそうである。

 世界選手権で好調さを持続している日本でもあり、ぜひこの勢いで3人が全員出場権を獲得

 して欲しいものである。

2008年3月5日水曜日

帰化選手に規制・国際卓連


■昨日に引き続き中国関連について書きます。


 以前にも思っていたことだが、中国帰化選手の世界への流出に ようやく歯止めがかけ


 られることが国際卓連の会議で決まったようである。 


 本当に良かったと思っている。


 このまま放置すれば世界選手権もオリンピックも、中国系選手だらけの大会になってしま


 いかねないと 思っていたし、このままではオリンピックの種目からもはずされてしまうので


 はと危惧していたからである。 


 国を代表して戦うオリンピックや世界大会に自国の選手がいないというのは明らかに不自然


 だし、勝つためにだけ帰化選手の力を借りるというのは本来の世界大会の趣旨からもはずれ


 ているのである。 


 その意味では、やっと国際卓連も近年の異常な状況に危機感を持ち、正常化に向けて


 動きだしたことを嬉しく思っている。



■国籍変更に制限、国際卓球連盟が方針  【広州(中国)=三橋信】 


 国際卓球連盟(ITTF)のアダム・シャララ会長は27日、世界選手権が開かれている広州で


 記者会見し、国籍を移して大会に出場する選手に、年齢に応じて制限を加える方針を明


 らかにした。 


 具体的な制限方法は29日の理事会後に発表する。 


 選手層が厚い中国から、国籍を変えて世界選手権などに出場するケースが相次いでいる


 ため。


 シャララ会長は「各国の選手育成のためにも、世界選手権が本当の意味で世界一を決める


 大会であるためにも、制限が必要だ」と話した。 


 会長はまた、「この制限はITTFが管轄する大会に限られる」とし、五輪や国内大会を除く、


 国際卓球連盟直轄の大会に適用することを明らかにした。


                                 (2008年2月27日23時39分 読売新聞)



 「厳しくなる選手の移籍、代表選手の年齢制限 」  


 協会から協会に移った選手が国際卓球連盟の主催する世界イベント(世界選手権など)に


 出場する場合の年齢制限ルールが決定した。 


 ・ 以前に他の協会から代表で出場していた選手は移った協会の代表にはなれない。 


 ・ 登録したのが15歳未満の場合は3年間登録していること  


 ・ 登録したのが15歳以上18歳未満の選手は5年間登録していること


 ・ 登録したのが18以上21歳未満の選手は7年間登録していること 


 ・ 21歳以上の選手は世界イベントで新しい協会の代表になる資格を持たない 


 *これによっていわゆる帰化選手の代表になる資格が厳しくなる。この背景には日本だけ


  でなく、中国香港、シンガポール、ヨーロッパの各協会で増え続ける帰化選手(ほとんどが


  中国系選手)の問題がある。


  その帰化選手の代表の増加に歯止めをかけるためのルール作りである。

2008年3月4日火曜日

NHK「スポーツ大陸」新井周特集から


■昨日、BS放送スポーツ大陸で中国帰化選手・新井周選手の特集をやっていた。 


 中国での代表が叶わず、日本で世界やオリンピックを目指しての帰化決断だったようである。


 結果的に世界チャンピオンの夢も叶わず、今回北京を目指しての全日本での敗退で引退を


 決意したようである。 


 後は、その夢を子供に託したいということだった。 


 その特集の中で、かって世界で3度チャンピオンになった荘則棟選手が出てきていて、たいへ


 んなつかしく感じた。 


 新井選手のお父さんもかってはナショナルチームの代表選手だったようで、荘則棟とは一緒に

 

 やっていた仲間だったようである。 


 荘則棟は一時文化大革命の犠牲となり、社会的な地位を奪われるなど不遇な時代を過ごし、


 卓球界からも遠ざかっていたので見かけることがなかったが、元気な姿を見て嬉しかった。 


 私にとっては、荘則棟は中学時代のあこがれであり、卓球のモデルにした人である。 


 実際にプレーを目にしたことはなかったが、レポートや専門誌で技術をマネした選手だった。


 それだけに、元気な姿を見てうれしかったのである。 


 その中で、荘則棟へのインタビューがあったが、当時3度決勝を争った李富栄選手との試合


 で国の関与があったかという質問であった。 


 当時、李富栄も強豪選手で荘則棟よりは強いと見られており、勝敗はつくられたものでは


 ないかと言われていたがその真相は今まで知る機会がなかった。 


 それが、今回はっきりと本人の口から上層部の命令があり、それは絶対であったという


 ことを聞くことができて驚いている。 


 やっぱり本当だったんだということと、良く荘則棟がそれを口にできたなという驚きである。


 国家統制が厳しい中国でそれを口にすることは、自分に不利益がおこらないだろうかと


 いう心配である。 


 それにしても、中国とはスポーツの世界でも国家が管理しているのだなということを改めて


 実感することができた。 


 そういえば、今回の世界選手権でも女子の準決勝中国ー香港戦は、香港が全く勝つ意欲が


 ないような 白けた試合だったということを聞いているが、そういうことなのかと思ってしまう。


 本当に残念なことである。 


 これでは、スポーツが純粋にお互いがベストを尽くして戦うということを否定していることになる。


 強い中国がこんなではとあきれてしまうし、また世界からも信頼されなくなるだろうと思うのである。

2008年3月3日月曜日

世界卓球選手権終わる


■世界卓球選手権大会が昨日閉幕した。 結果は男子が4連覇、女子が8連覇と圧倒的


 な強さで優勝を飾った。 


 男子は決勝、韓国に3-0と圧勝。 


 女子はシンガポールに1点を落とすも、層の厚さからして負ける要素が全くないほどの


 開きがあった。 


 北京五輪を前にして、いささかの不安を感じさせることがないほどの中国の充実ぶりを


 感じた大会であった。 


 なにしろメンバーが凄い。 


 男女ともに世界チャンピオンを3人も揃えたチームはかってなかったのではなかろうか。 


 これでは万に一つも勝てそうにないと思えるほどの贅沢な布陣である。 


 今回で北京もほぼ当確とみられるが、試合は何が起こるかわからない。


 奇跡ということがあるかも知れないのである。 


 これからの期間他国がどこまで強化をはかり肉薄していくのか。 


 独走に待ったをかける国が現れることを期待したいし、それが日本チームであることを


 願いたい。  


 今回、日本は男女ともにメダルを獲得した。 


 このことを素直に喜びたいし、日本卓球界に希望をもたらしてくれた功績は大きい。 


 特にも男子のメダル獲得の意義は大きい。世界が見えてきたからである。 


 これで、今まで女子の陰にかくれてきていた男子も間違いなく勢いづくことと思う。


 まずは、北京オリンピックである。 


 メダル獲得の死守である。 


 そのためにも残された期間、自分のすべてをかけて鍛錬に励んでもらいたいと思っている。

2008年3月2日日曜日

男子銅メダルに終わる・世界卓球


■男子が無念の準決勝敗退となった。 


 韓陽の一点にとどまる1-3での敗退である。 


 期待した水谷がどちらもフルゲームで2点を落としたようであり、これが敗戦のすべて


 だったと思う。 


 日本チームが勝つには水谷の2点が絶対条件となる。


 それが崩れたのであるから、致し方ないと割り切るしかない。 


 それにしても、惜しい負け方である。 紙一重である。 


 最後は決勝の常連、韓国との経験の差がでたのだろうか。 


 中国との対決を楽しみにしていただけに本当に残念な結果である。


 しかし結果は結果である。 


 この口惜しさは水谷自身が一番感じていることだろう。 


 ぜひ気持ちを切り替えてすぐにでも北京へ向けて走りだすしかない。 


 課題はフィジカル面とパワーアップに尽きると思う。


 世界のトップ選手であることは今回の大会がはっきり証明した。 


 あとはこの紙一重の差をどう埋めていくかである。 


 北京でメダルを狙うには水谷にかかっているのである。 


 ぜひ、今回の無念を北京で晴らして欲しいというのがわれわれの強い強い願いである。



■今大会を振り返って、男子チームは久しぶりに全選手が最高度のパフォーマンスと、


 チーム力としてもメダル獲得に一丸となって戦った大会であった。 


 結果として決勝には進めなかったが、日本が世界でメダルを狙える位置まできている


 ということを示したことの意義は大きい。 


 日本卓球界にようやく明るい光が見え始めたのである。 


 今まで遠くにあった世界が、目に見えてきたのである。 


 現場の選手や指導者へ大きな希望や勇気や自信を与えてくれたのである。 


 これでまた、卓球界に弾みがつくことであろう。 


 本当に嬉しいことであり、喜ばしいことである。 


 選手団には心から良くがんばったと心からの祝福と感謝を送りたい。 


 次は目標もきっちりと定まった。 


 北京での金メダルである。


 これからの期間、すべてをその目標に向かって卓球に打ち込んで欲しいと思っている。


 その夢が叶うことを祈っている。

2008年3月1日土曜日

女子シンガポールに完敗銅メダルに終わる・世界卓球




■決勝進出への望みをかけていた女子が、シンガポールに無残にもその夢を断たれてし




 まった。 




 しかも、内容が0-3という完敗である。 




 これまでの流れから一縷の望みをもって期待していたのだが、やはり上位3チームとは




 まだまだ大きな開きがあるということなのだろう。




 期待の平野も1ゲームを奪うのがやっとのようで、リ・ジャウェイの前には進化している




 平野をもってしても通じないところをみると何かが足りないのであろう。 




 本人もそのことはきっちりと自覚出来たろうし、北京へ向けての課題が見えたことは、




 この敗戦は本人にとっては大きな収穫になったに違いない。 




 また、今回石川が起用されたが、この起用については対シンガポール戦では最善の策




 だったと思っている。 




 なぜなら、福岡ではこれまでの対戦から歩が悪いのははっきりしていたし、石川が今回




 対戦した王には先の海外ツアーで勝利しているからである。 




 また、何よりも石川にはほとんどの海外選手との対戦が少ないという、研究されていない




 未知の魅力があるからである。 




 ただ、如何せん世界選手権しかも準決勝という舞台は荷が重かったのだろう。 




 少なくともこの場面での起用を考えていたのであれば、もっと予選リーグでの起用をしな




 がら雰囲気に慣れさせておいて起用して欲しかった。




 試合は見ていないが、多分に自分の力を100%出し切れずに終わったのではなかろうか。




 しかし、今回の日本の敗戦の中で救いがあるのは、石川のこの起用ではないかと思っている。




 彼女は間違いなく次の日本を背負って立つ選手である。 




 こういった経験をどんどん積ませて、平野の後のエースとして育てなければならないのである。




 また、残念なのは福原選手である。 




 今回は復調の予感も感じさせる内容も一部見られたが、全体的にみればもう愛ちゃんでは




 勝てないということがはっきりしたのではなかろうか。 




 強い選手には絶対勝てない、しかも格下選手にも取りこぼしをするというのでは信頼が置け




 ないのである。 




 私にはそういう評価しかできないのである。




 北京へ向けて、もう代表メンバーが確定している。 




 その中で戦うしかないのである。




 その意味では愛ちゃんに期待するしかないし、頑張ってもらわなければならないのである。 




 ぜひ、こうした国民の多くの期待にこたえられるような、変身福原愛を見せて欲しいと願う




 ばかりだ。  




 さて、今回の女子の活躍を総括して感想を述べると4大会連続メダルはよくやったと評価




 したい。 




 メダル獲得も対韓国戦がヤマであり相当厳しいと思っていただけにそこを大接戦ながら




 勝ち上がって獲得したメダルだけに価値あるものと素直に評価したい。 




 また、北京を前にしてのメダル獲得だけに、それがとれたかとれないかは今後の強化へ




 の弾みが全然違ってくると思う。 




 その意味では最低限メダル死守ができたことは日本にとって大きな力となってくるものと




 思っている。 




 ただ、残念なのはここまできたら決勝まで進んで欲しかったというのが強い強い気持ちで




 あった。 




 こういう滅多にないチャンスを生かしきれなかったのは、まだまだ努力が足りないという




 勝負の神様の答えなのだろう。 




 北京でのメダルを確実なものにするためには、ぜひともここで勝っていなければならなか




 ったのである。 




 また、北京へ向けて苦しい戦いが始まるのである。 




 上位3チームの壁は高く・厚いのである。 




 それだけに、今回どうしてもその壁を突き破ってキッカケをつかんで欲しかったのである。 




 そういう意味で今回の評価は厳しいようだがメダル獲得だけの50点としたい。




 後の50点は北京での結果がでるまでの楽しみとして預けておきたい。 






 男子は長くなったので別に記載します

2008年2月29日金曜日

見事銅メダル・世界卓球日本女子


■女子がハンガリーに3-0の快勝、4大会連続での銅メダルを確定した。 


 まずは最低死守のメダル獲得に大変嬉しく思うとともに、選手たちに良くやったと誉め


 てあげたい。 


 何よりも、近藤監督、選手もホッとしていることだろう。 


 しかし、厳しいようだがここで一息ついてる暇はない。 


 当然、次への戦闘態勢に切り替えていることと思うが、この勢い・リズムをさらに強化


 してこのチャンスを是非ともモノにしなければならない。 


 北京オリンピックでのメダルを確実なものにしていくためにも、次の勝利がもの凄く


 重要な意味合いをもつのである。 


 次はシンガポール戦である。 


 昨年のアジア大会で見たが、その時は全く相手にされなかったほどの強豪チームである。


 しかし今回はあの時とは明らかに日本チームは違っている。 


 勝利への執念というか結束力が素晴らしいし、また平野の格段の成長や福原・福岡も

 

 戦術面や精神面でも一段と向上しているように映るのである。 


 それだけに、今回は何とかしてくれそうな期待がある。 


 ぜひとも、決勝進出という朗報を待ち望んでいる。



■一方、8年ぶりのメダル獲得が期待される男子は、最終戦セルビアに3-1と完勝し


 全勝で決勝トーナメントに進出した。 


 この試合には、水谷・吉田を温存し代わって岸川・大矢を起用したが、大矢が一点を


 落とすも岸川が2点をとってきっちりしめたようで岸川も好調のようである。 


 次の相手は中国台北と決まったようである。 


 中国台北もベテラン蒋澎龍・荘智淵(世界ランク14)をはじめなかなか手ごわい相手


 ではあるが、今の日本チームの勢いからしてメダルは獲得してくれるものと確信している。 


 ここは一気に突破して、決勝まで勝ち進んでくれることを祈っている。 


 幸いに中国は反対ブロックになったようである。 


 王者中国との対決をぜひとも見たいものである。 


 ますます男子の戦いぶりにも期待が高まってきている。 


 男女とも決勝進出なんてことになったら、本当に夢のような気がするがその可能性も


 高い気がする。 


 なぜなら今の日本には神風が背中を押してくれている気がするからである。

2008年2月28日木曜日

世界卓球・男子決勝トーナメントへ




■今朝の報道で、男子が難敵ドイツを3-1で下し予選1位通過で準々決勝進出を決めた




 ことを知り、大変喜んでいる。




 昨日のブログにもメダルの予感がすると書いたが、水谷・吉田・韓陽が揃って好調のよう




 で、この勢いを持続すれば、メダル獲得はもちろんだが以上のメダルにも期待がかかる




 のである。 




 男子はここのところ、女子の活躍の陰に隠れて低迷を続けてきたが、ようやく水谷のような




 天才的なプレーヤーが現れ、波及効果で回りの選手にも良い面が出始めてきているように


 


 感じている。 




 特にも精神面での影響は相当なものと思っている。 




 水谷が一人現れただけで、こうもチームが変わるのである。 




 水谷がいるだけで勝てそうな気がするのである。 




 以前にも書いたが、水谷は中国戦以外では2点をとれる選手である。 




 だから、絶対の軸を中心に二番手・三番手が何とか一点をとれればメダル獲得も夢でないし、




 北京オリンピックでも男女を通じて最もメダルに近いということを書いた。 




 今、その通りのことが現実になってきているように思える。 




 2000年以来男子はメダルから遠ざかっているようだが、ぜひとも一気に中国との対決まで




 勝ち上がって欲しいと願っている。






■女子は残っていた最終戦のフランスに3-1で勝ち、5戦全勝で準々決勝に進出したよう




 である。 




 気になるのは、韓国戦ラストでがんばった福原がフランス戦で格下選手に負けてしまった




 ことである。 




 昨日までは強豪選手ともいい試合をして、海外選手に強い愛ちゃんが戻ってきたと心強く




 思っていたが また、がっかりである。 




 たぶんに精神的な面と思うが、次の試合からは大事なメダルをかけての戦いとなる。




 しっかり気持ちを 切り替えて臨んで欲しい。 




 次の対戦相手はハンガリーと決まったようである。 




 前回の世界大会でも、準々決勝で対戦し3-1で勝った相手である。 




 しかし、なめてかかってしまっては足元をすくわれてしまうことがよくある。




 ゆめゆめ油断などせずに、きっちり勝ち上がることを期待している。 




 またそこに勝つと、準決勝は中国ではなくシンガポールになったとのことである。




 願ってもない組み合わせである。 




 こういうことは、滅多にないのである。 




 ぜひ、このチャンスをモノにして一つ上のメダルを勝ち取って欲しいと願っている。

2008年2月27日水曜日

日本女子決勝トーナメントへ・世界卓球選手権大会




■世界卓球選手権大会も4日目を迎え、ここまでのところ予選リーグを日本男女が快調




 に勝ち進んでいる。 




 特にも女子は4戦目となる最大の難敵、韓国戦とラストジュースにもつれ込む大接戦を




 福原が勝ち、逆転勝利で準々決勝進出を決めた。 




 本日最終戦となるフランス戦が残っているが、負けても直接対決で勝っている韓国より




 上位となるために確定した。  




 これで、かなりメダルが有望となってきた。 




 というのも、これで上位3チーム(中国・香港・シンガポール)との準々での対決はなくなり




 そうで、(それぞれが予選1位通過するとみて)可能性が高くなったのである。 




 当初から、私は韓国戦をメダル獲得のヤマと見ていたので、本当に良くがんばってくれた




 と思っている。 




 報道によれば、平野が韓国の唐選手(韓国NO1、中国帰化選手)を破るなど2点を挙げる




 活躍で、チームの窮地を救った最大の功労者のようである。 




 何しろ、唐選手には私も勝つのが難しいと思っていたので、それに勝ったことが勝因の


 


 すべてだったと言っても過言でないほど、この一点は大きかったのである。 それにしても、




 平野選手は絶好調のようである。 




 ひと皮向けたというか、戦い方がわかってきたのではなかろうか。 




 これでまた、これからの楽しみが増えてきた。




 世界ランク上位選手とどういう戦いをするのか、ぜひとも見たいものである(残念なが




 らTV放映がないのであるが・・・)。




 ここでの戦いによって、また北京への大きな躍進へのキッカケとなって欲しいと願って




 いるからである。 




 さて、平野選手だけに光をあてているが今回は福原選手も復調しているようであり、




 海外選手に強いという評価を取り戻したかのような活躍である。 




 また、福岡選手もその異才ぶりできっちり自分の役割を果たしているようである。 




 ここまでの戦いを見る限り、チームとしての結束感や勝利への執念がいつもより




 感じられるし、何よりも勢いに乗っているように感ずる。 




 久しぶりに、頼もしい日本女子チームを見たような気分である。




 銅メダルはほぼ固いと思われるが、次の準決勝(たぶん中国)でもがんばってその上を




 目指して欲しいと願っている。






■一方、男子チームもここまで3戦全勝と好調に走っている。 まだ、難敵のドイツ、




 セルビア戦も残っているがこの勢いで予選リーグを1位で抜けて欲しいと期待している。 




 水谷もエースとして安定感のあるプレーで確実に勝ち星を挙げているようであり、




 それに続く吉田・ 韓陽も全勝と調子がよさそうである。




 こちらも女子と同様に、これからが大いに楽しみであり、もしかするとメダルに届き




 そうな予感もするのである。 




 そのためにも予選はなんとしても全勝で抜けてほしいのである。 




 前回14位という汚名を挽回するとともに、北京へ向けての弾みとなるような、メダル




 獲得はそれほど日本にとっては大きな力になるものと思っている。




 今回はその意味でも本当に大きなチャンスなのである。 




 選手団には気迫を込めて、死にもの狂いでがんばって欲しいのである。

2008年2月24日日曜日

第34回中島杯争奪卓球大会開催

第34回中島杯争奪卓球大会で花巻市にきています。
今予選リーグが行われています。
体育館は寒いですが各コートに熱戦が展開されています。

2008年2月23日土曜日

中島杯卓球大会明日開催


          昨年の招待選手 大正大学 挟間選手(全日本大学選手権優勝者)


■明日は第34回中島杯卓球大会に出席します。




 今回は招待選手に全日本学生選手権優勝の早大・久保田隆三選手が来てくれます。




 日本のトップ選手に胸を借りる機会は滅多にないことであり、選手には思いっきりぶつ






 かって自分のプレイに生かして欲しいと思っています。




 また、プレイを見て勉強することも大事なことです。




 是非、久保田選手の試合を見てそこから参考とすべき点をたくさん学んで欲しいと思っ






 ています。




 またこの大会は、県内の各層から選抜された選手が垣根を越えての戦いであり、






 小・中・高生にとっても上位とやれる数少ないチャンスでもあります。




 小・中生の活躍を大いに期待しています。

2008年2月21日木曜日

世界卓球選手権大会に思う




■世界選手権団体戦(24~3/2 中国・広州)がいよいよ開幕する。




 北京オリンピックを前にして、各国の戦力を占う上でも大変興味深い大会である。 




 既に組み合わせも発表となり、日本の予選リーグの対戦相手も決まったようであるが




 予選リーグから 厳しい戦いになりそうである。 




 男子はシードのドイツほかフランス、ロシアなどとのブロックに入った。 




 また、女子はシードとなっているが強豪韓国やオランダ、イタリアなどのグループに入っている。




 女子は前大会までは3大会連続の銅メダルと入賞を果たしてきており、今大会も銅メダル以上




 を期待さ れているが予選リーグ1位で勝ち上がらないとメダルはかなり厳しいと思われる。




 韓国戦が大きなヤマではないかと思っている。 




 男子については、前回14位という最悪の成績から、今回はどこまで順位を上げてくるのか?




 水谷の大車輪の活躍があればメダル獲得もありうると秘かに期待している。 




 優勝は、もちろん男女共に絶対的な布陣を誇る中国は間違いなく、二位以下がどうなるかの




 戦いになる。 




 いずれ、どの国も戦力が拮抗しており激しい戦いになりそうで楽しみである。 




 テレビ東京が24日から連日放映予定のようであるが、我々地域には放送がなくて大変残念




 に思っている。 




 ニュースで結果をみるしかないが、日本勢の活躍に期待している。

小学生卓球オープンリーグの講習




■昨日は午前と夕方からの卓球教室があり、その間にも用事があって時間があっという間




 に過ぎてしまってブログの更新ができなかった。



 今日は、朝方盛岡は雪が積もっていたが、早くに発って今、大船渡に来ている。



 早速だが次回のために、小学生オープンリーグのまとめをしておきたい。 



 今回の講習は技術講習を川村副会長が担当し、卓球技術の基本となるフォアハンド、ツツキ


 


 、ショートのスイングやラケットの使い方などを解説し、その後に各コートにトレーナーがついて




 アドバイスを受けながらの練習を行った。



 この技術がまず基本となるもので、しっかりとした技術を習得することが大切なことであり繰り




 返しの練習が必要なことを指導した。



 (過去内容)



  第一回  正確な技術を身につける FH、Sh、SCの100本、500本、1000本ラリー



  第二回  グリップ・多球練習法



  第三回  サービス技術



  心構えの講習では今回は「心」をテーマにして話をした。



 その要点を記しておく。



 スポーツには「心・技・体」が大切と言われるがこの3つがバランスよく備わっていなければ、




 ベストのパフォーマンスが発揮できない。



 したがって、それらを意識的に強化していくことが大切である。



 中でも、小学生のように技術的にも、体力的にも初期の段階では「心」の部分をしっかり




 つくっていくことが大切である。



 なぜ心が大切か? それはプレッシャーがかかった状態でも平常心や何事にも動じない




 安定した心、逆境を乗り越える強い心などがなければ、技術や体力も最高のパフォーマンス




 で引き出せないからである。



 また、心が何を鍛えるにも基本であり、また時間も長くかかり、日々の積み重ねによって




 作られていくものだからである。



 そういう心を作っていくために必要なこと



 1.向上心・意欲を高く持つ



   人より強くなりたい、負けたくないという気持ち。口惜しさの強い感情。そうした気持ちをもつこ



   とが成長するためのバネやエネルギーとなる。



 2.学ぶ心



   あらゆる機会を捉えて学ぶという姿勢



   見て・・人のプレイから  聞いて・・上の人の話  読んで・・技術書やスポーツの本



   書いて・・書くことによって頭に刻む



 3.我慢する心



   辛いことや嫌なことから逃げたりあきらめたりしない



   したいことを我慢する



4.自立心   
   
   
   自ら進んで考えて取り組む



   誰かからやつてもらうことを期待したり、頼っていてはダメ



 5.感謝の心



   周りの人の支えや助けで卓球や生活ができている



   親はもちろん指導者や仲間にありがとうという気持ち



   自分だけで試合しているのではない、周りのみんなのためにもがんばろうと言う気持ち




   になる



   強くなるための条件は親孝行ー長谷川選手



 6.素直な心



   心に偏りや、こだわりをもたない 



   素直に受け入れる 



 7.プラス志向



   ダメだ、無理だと思ったら何事もできない



   自分で壁をつくるな



   どんなことにも良い方向に考える習慣をつくる



  以上のような、基本的な事柄であるが、こうしたことを日々の心がけとして実践していくこと




  により心が鍛えられ、強い心が備わっていく。



  自己の心をコントロールできてこそ、逆境や困難に打ち勝つ強い心や何事にも動じない




  不動心や平常心が養われるものである。



   (過去内容)



  第一回  「思いの大切さ」



  第二回  「努力は裏切らない」



  第三回  「得意技を持て」

2008年2月19日火曜日

小学生卓球オープンリーグが無事終了


■昨日は、第五回小学生卓球オープンリーグも参加者・スタツフの協力で無事に終える


ことができた。 


回を重ねるごとに、子供たちも意欲的になってきているのが実感できるし、また指導者


や父兄も進んで 運営や講習会にも臨んでくれるようになって、みんなが一体になって


育成強化を進めていくという望ましい方向に向ってきている。 


こうした機運をますます盛り上げて、次回以降も運営方法や講習内容を検討しながら、


より良いリーグに育てていきたいと思っている。 


講習会の内容については、明日書きます。



■Google アラートより「“愛ちゃん3世”前田美優 貫録の優勝」 大阪国際招待卓球


(17日、大阪府立体育会館ほか)、男女シングルスなど8種目の決勝が行われ、


女 子ホープス(12歳以下)は“愛ちゃん3世”こと前田美優(11)=高瀬クラブ=が


初優勝した。  


◇  ◇ 同世代には負けられない。


1月の全日本選手権で、福原愛(ANA)に並ぶ小5での2勝を達成した “愛ちゃん3世”


前田が、さすがの貫録を見せた。決勝では「苦手」というカットマンを相手に第2ゲ ーム


こそ落としたものの、気持ちを切らさず、残りの2ゲームは力強いフォアハンドで圧倒した。


あこがれの石川佳純も優勝した大会を制し「出来は70点。


でも同世代には負けられない気持ちがあった」 と、はにかんだ。 


実は早朝の練習で父・一美さんからカミナリを落とされた。


「(練習を)やらなあかんって気持ちが伝わってこない。とにかく気持ちにムラがあるん


ですよ」と一美さん。それでも決して謝らなかったという生粋の負けず嫌い。


ロンドン五輪を目指す天才少女は「将来は世界で戦いたい」と、つぶらな瞳を輝かせた

2008年2月17日日曜日

第5回小学生卓球オープンリーグの開催


■今日は、第5回小学生卓球オープンリーグが矢巾町体育館で開催される。 今回も


 100名ほどの参加である。 毎月の開催であるが、遠いところからまた寒い中も継続的


 に参加してくれてとても嬉しく思っている。 


 こういう子供たちやまた指導者・父兄の熱い思いに、われわれもそれ以上の熱意をもって


 応えなければ ならないと思っている。 


 指導者や父兄も一緒になって勉強しながら、共に子供たちの育成強化を目指していくのが


 全体のレベル アップにつながることと思っている。 


 なぜなら、日々のサポートは指導者や父兄の理解と熱意が欠かせないのであり、回りの


 環境をつくることが育成強化には大事なことだと思っている。 


 その意味では、毎回の講習会も育成強化につながるような、中身の濃いものにしていかな


 ければと思っている。 



 今日は、これから準備をして出かけるのでこの辺で。

2008年2月16日土曜日

日卓協・ペン型選手育成講習会感想2







■前回の河野満氏に続いて、伊藤繁雄選手の講習内容についてランダムに要点を

書きます。 

<伊藤繁雄選手の卓球>  

小学5年で卓球を始める  

中学、高校とそこそこの成績を治め社会人に進むが、卓球の夢ますます募り、  

卓球の名門専修大学に進む 


入学時、世界一を目指して6つの決心をする  

当時世界を獲るためには5~6時間の練習、才能ない自分は倍の12時間を目標  

朝から夜まで卓球に良くなることを生活の中で心がけた  

時間という敵に勝つ 


球を打つだけが練習でない 6つの練習 

・球打ち   

・見取り練習(人の良いところを見て自分に取り入れる) 

・聞き取り練習(成功者から聞く)  

・読み取り練習(卓球専門誌、技術書など) 

・書き取り練習(書くと覚える、イメージが湧く)  

・記憶力(卓球台を絵に描いて、ラリーを反省する 読み・待ちにつなげる) 



明確な目標と限界への挑戦 
 
1ケ月で覚えられる技術は日本  

半年で覚えられる技術は世界に通用  

必死に声を出す(声がつぶれて出なくなるほどの経験)  

3年時からは朝・昼・夜の練習前に1時間の計3時間のランニングをしてから練習  

うさぎとびは1Kmはやった  

素振りの練習  鏡を見ての素振り、振りの早さ、足を開いて、片足で、イスを利用して          

うさぎ跳びをしながら  リズムが大事(呼吸)、打球時に息を吐く

(集中力高くなる)   打球点安定(体の使い方が良くなる) 

卓球はリズムの崩しあい  

自信のない選手は声を出す  

挨拶は練習場の端から端まで届く大きい声で  

初心者は挨拶・返事だけでも一番に、 練習に「無理です、出来ない」という言葉はない  


勝ちやすい条件  

・サーブ  
・レシーブ  

・スマッシュ  

・しのぎ  

・集中力  

・独創性・・戦型  表ソフトと裏ソフトの長所を合わせた卓球  



主要な技術  

・ロングサーブ(リズム、逆モーション、ナックルロング、ミドル)  

・スマッシュ(シュート・カーブ打法、エースボール、ツツキ打ち)  

・フットワーク(飛びつき、回り込、二の足を早く、小さく動く、バックハンドのフットワ

ーク、動いて動いての練習が多)  


ドライブ  曲がって沈む・伸びる  ついたらすぐ打つ、バックから飛びついて打つ        

ポンとついて打つ練習   

守りからの攻撃位置を覚える  

サーブから三球目までリズムが一貫  7~8つの動作  

練習30分前からウオーミングアップ 時間を無駄にしない  球拾いの時も自分が

プレイしているつもりで  

気で圧倒する 目で負けない  

一球二動作、三動作・・次球までの余裕 


ジュースの際の心持・・自分を信ずる、言い聞かせる、勇気を持つ、自己暗示、励ます、

相手よりも粘り強く、競ってからの練習普段から、間を考える、

速攻、何本でも粘れる  


ペンドライブは日本人に合っている(緻密さ、大胆さを武器に)



強くなる人間は発想が違う、常識をやぶる 


「本気・元気・根気」がなければならない 


「心が変われば、態度が変わる、態度が変われば、行動が変わる、行動が変われば、

習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、

運命が変われば人生が変わる」 


以上、たくさんの話を聞いたが、発想・精神力・努力などすべてに世界一の迫力を感ずる

講習内容で、久しぶりに日本卓球のすばらしさに感動しました。 

2008年2月15日金曜日

ジャパントップ12卓球大会







■先週、ジャパントップ12卓球大会を観戦してきたので、その感想を書きます。 


結果は既報の通り、男子が吉田海偉選手、女子が平野早矢香選手の優勝と順当な結果


に終わった。 


吉田選手については、予選リーグでの下山選手(早大)とのフルセットの戦いが、唯一危な


い試合であった。  

それを除けばやはり現状では水谷選手と並んで男子では他との差がはっきりしているよう

に感じた。 



一方女子の平野選手については、準決勝の石川選手とフルセットの大苦戦をしたが、それ


以外は全くの全試合ストレート勝ちと、二番手以下とは大きな差がついてしまっているように


感ずる。 


今回も全日本と同じ樋浦選手との決勝だが、樋浦選手も現時点では次位筆頭の力をつけて


きたと見るべきだろう。 


予選リーグでは福岡選手に勝ち、準決勝では福原選手にストレート勝ちとオリンピック代表の


二人に勝っているのである。


しかも、内容が実力勝ちと言えるほどの文句なしの勝ち方である。 


ただ、残念なのは石川選手との対戦が見れなかったことである。 

全日本では勝っているのだが、今回の石川選手と平野選手の試合を見る限り、明らかに


進化している石川選手とどちらが強いのか、もう一度やらせてみたかったのである。 それ


にしても、石川選手は着実に成長してきているなということを実感する。 


平野選手と真っ向から打ち合う戦いぶりは、今の女子選手には見られないスケールの大きさ

を感ずるし、大器としての予感を感じさせる魅力を持っているのである。  


間違いなく日本の女子を背負って立つ選手になるであろう。 



その他では、中学生からは男子・平野(秀光中等)、町(青森山田中)、女子・森薗(青森


山田中)選手が出場したが、やはりシニアとは大きな差があった。 


高校生では、男子・上田(青森山田高)、女子・若宮(尽誠高)、藤井(四天王寺高)選手だが、


上田選手が坂本・渡辺選手に勝って準決勝に進出した頑張りが目立った。 


若手では、今後の活躍が注目される期待大の選手である。 



全体的には、男子が水谷・岸川のオリンピック代表が不参加となり、盛り上がりにかけた内容


であったし、女子については、オリンピック代表の3名が揃っての出場で、予選リーグから興味


ある試合も多かったが、一方ではオリンピック選手が以外の選手に負けるのを見て、全日本に


続いてがっかりした大会だった。 



本当に、これでオリンピックはベストメンバーなのだろうかと疑問が湧いた大会だった。

2008年2月13日水曜日

日卓協・ペン型選手育成講習会感想







■昨日に続いて、ペン型選手育成の講習内容について簡単に要約します。 


 「韓陽・吉田選手の技術講習」  


  卓球を始めた初期の段階から現在までの練習法について各技術のポイント 



 「前原氏・宮崎氏の講習」  

  DVDによるペン型卓球の特徴、技術の解説   

  
  世界の現状・動向について  



 「河野満氏・伊藤繁雄氏の講習」  

 
  河野満の卓球(表ソフト)   

   小・中・高・社会人時代のそれぞれの練習法とフィジカルトレーニングの内容について

   紹介   


   中学時代に世界選手権プレーヤーの試合を見て自分も強くなろうと決意し、強豪の青森

   商に進んだ      


   決意が大事である      


   読んで、見て、聞いて基本練習の工夫をした   


   何でもできるプレーヤー・・・相手によってオールフォア、両ハンドをつかう、ショートを


   多用するなど戦術の幅を持つ   

   トレーニングは卓球以外のいろんなスポーツをやったことが役立っている   


 
  表ソフトが世界で成功をおさめるためには   

   1.練習・トレーニングを入れて1日6~8時間  18才まで2万時間目標  


   2.スピード・ナックル・ドライブ(回転)の3つをミックスするプレー     


   3.心・智・技術・体力→智・技術・体力・心→技術・体力・心・智→体力・心・智・技術    


   4.サーブ・レシーブ・フットワーク・飛びつき  


   5.試合の仕方   


  河野満の技術   

   打法  1.スピード2.ナツクル3.ドライブの順での打ち分け 
        打ち方をいろいろ覚え、工夫する(ドライブ・はじく・押さえる)  

        一発(大砲型)で仕留める打法ではなく、連続(機関銃型)攻撃で得点する打法        

        相手の打球に対して     ショートに対しては・・・はじく、ドライブ         
                         ドライブ     ・・・ナックル、はじく        

        バック側へはボクシングの腕の振り、シュートスイングで打つ       

        逆モーションが効く       

        深く来たボールは、目を落として(腰)打つ        



   バックハンドの打ち方・・先端を立てる、肘から前で打つ、高い打点、フリー

                 ハンドは高く、ドライブに対しては押さえて打つ       



   ツツキ       ラケットを縦につかう・・切る、押すの変化        

   ツツキ打ち    タメて小さなフォームで打つ、バック7・フォア3の割合   

               バックにヤマを張る場合は一旦フォアへ動いてバックで待つ 
  


   コース       サイドを切る・・カーブ・シュート、長・短、ネットを超える高さ  

               タイミングを狂わす  速いボールは皆同じである   



   練習時間     2万時間を確保するには、小2、中3、高4、大5時間とすると

               15年間必要(22~23才ピーク)、表ソフトはさらに3年必要  

    心・技・体      世界で戦うには一番に体力が重要  



   自分の個性を持つ  誰もしなかったことをする みんながしているものをしない 


   サーブ   3球目を考える  上・下・ナックル・スピードとどこからでも出せること 
           9オール、10オールからはどういうサービスか   



   レシーブ  全部スマッシュの気持ち  相手ボールによって10・8・6の力で打

           つか判断   長いサーブのストップ技術 

           バック側の小さいサーブを払ってフォア対フォアで勝つ  



   ゲームの記憶   自分のゲーム展開を説明できるようにする          

               どう得点し、あるいは失点していたのか それを次の試合に生かす  



   戦術      裏ソフトに対して得意の武器をやらせない         

            どこへ打つか(コース)、タイミングが大事          
            前後に動かし左右  左右から前後         

            ショートはツーバウンドストップあるいはフォアに流して次を攻める 

            ドライブは落とさなければダメ(ネットミスを誘うナックル打法)  

            スマッシュは力を入れず相手のボールの威力を利用する(足腰

            はしっかりして)          

            フォア対フォアで勝つ(絶対負けないという自信) 

            どこへきても打てる状態(二段構え、より遠くへいっても打てる備え、

            ヤマかけ)          

     
   対カット・・速いモーションでミドルを打ち崩してからフォア、バック、

         ストップで攻める   


   戦略     試合前半、後半をどうするか  せった時にどうするか   

           フォア・バックの比率   フォア6~7割  バック3~4割   


   練習    誰にも負けない練習         

          練習はしてないように言われたが見えないところで練習していた 

          走ってからが練習、疲れたところからやるのが本当の練習、我慢が
          身につく     




   以上、書きとめた項目を自分なりに整理しまとめました。   



   長くなったので伊藤繁雄氏の部分は後にします。 

   河野氏からは表ソフトの卓球の真髄を聞いて、本当に参考になった。 
   今の選手にも足りない部分や有効な戦術のヒントが多く語られていて、ぜひこういう


   ことを選手たちに学んで欲しいし、また私自身、協会の講習会等で指導に生かして


   いきたいと思っている。

2008年2月12日火曜日

日卓協・ペン卓球講習会に行ってきました




■昨日、一昨日とペン型選手育成講習会に出席してきた。 講習会には全国から30名




 の指導者が集まったが、各県1名の案内ということだったので出席者がない 県も多く、




 せっかくの機会も残念な気がした。 






 それだけペン型への関心が薄いということなのだろうか。 シェークハンドが9割以上を


 


 占める現状の中、このままでは画一的なスタイルだけになってしまうことに危惧を覚え


 


 るものとして、日本卓球協会としてもPRや啓蒙に努めなければさらにこの傾向が進ん




 でいくような気がしている。 






 ペンもあり、またカットもあり、変則型もありというような、そういういろんなスタイルが




 競い合う状況を、意識的に計画的につくり出していかないと本当に強い選手が育た




 ないように思っている。  






 そういう意味では、カット型選手も極端に少なくなっていることを考えれば、ペンと同




 様に講習会を企画していくことも考えてもらいたいと思っている。 






 さて、講習会の感想であるが一口に言ってとても参考になったし、またペン型でも




 裏面打法やまた台上処理の有利性などを活かせれば、なんらシェークとの有利




 不利の差異はないし、世界の頂点に立てることを実感した。 






 現に、馬淋・王皓・柳承敏などはペン型で世界を制しているのである。






 要はペンであれシェークであれ、その用具の特徴を生かした技術や戦術を極め、




 世界一級のレベルにまで到達できれば頂点に立つことができるということである。






 このことを、現場の指導者にもっともっとPRしなければいけないと思うし、ペンは




 子供達には難しいとか、バック処理に難点があるなどと言った固定的な観念を




 解いていかなければと思う。 






 バック側の裏面技術やサービス・台上処理の優位性を理解して、選手にペン型




 への選択の余地をも広げ てやるようにしていかなければならないと思っている。 






 シェークハンド偏重はいずれ日本卓球界には憂慮すべき状況であり、ペン型の




 特性や指導法などの情報をこれからも意識的に提供して欲しいものである。 






 講習内容は明日。

2008年2月8日金曜日

卓球教室での夢



■今日は午後から盛岡に戻り、また夕方からは子供たちの卓球教室がある。 


週に4回の卓球教室だが、それぞれの教室ごとに生徒の成長していく姿を見るのは


とても嬉しいものだ。 



それだけになんとか個々の目標をかなえさせてあげたいとますます熱くなってきている。


 なんとか、この中から将来、県のチャンピオンや全国ランキングを獲得する選手を育て


るのが夢である。



 時間はかかるしハードルも高いのは十分承知している。  



だからやり甲斐もあるし、挑戦すべき価値があると思っている。 



今は、そういう目標があるので指導をするのがとても楽しいし、気も充実している。




■明日から3日間上京する。 


目的は日本卓球協会の主催する「ペンホルダー選手育成講習会」を受講するた


めである。 



講師にはかっての世界チャンピォンである河野満氏や伊藤繁雄氏のほか現役の


宮崎監督・韓陽選手・吉田海偉選手が努めることになっている。



 現在は、シェークハンドが圧倒的に主流の中で、ペンの選手を指導するノウハウ


もあまり見かけることもなくなってきている。 



世界は馬琳や王珀、柳承敏などペンの選手がトップで活躍している。 



ペンの利点や特徴を極めればペン型の有利性もあるのである。 



ペン型復活も期して、日本の伝統であるペン型選手を育成していくうえでの理論


や技術をしっかり受講し、今後の指導者講習会や強化練習会での選手指導に


生かしたいと思っている。 



また、ちょうど「ジャパントップ12」の開催と日程があったので、明日は大会を


観戦しようと思 っている。

2008年2月7日木曜日

卓球人気を上げたい




■一月の下旬号だったと思うが愛ちゃんと四元選手の記事が相次いで週刊文春とFlash




 に取り上げら れていた。 






  どちらも、内容としては良い内容ではなかったが、彼女らの記事が載っているというだけ




  で多くの人た ちが読んだのではなかろうか。 






  いずれ内容は別にして、卓球の話題が週刊誌に取り上げられるようになってきたのは、




  やはり彼女らの ようなスター性のある選手たちがでてきたからである。 






  彼女らのように世間の注目度が高くなれば、それだけニュースバリューが上がるからで




  ある。 






  その意味では、これからも卓球人気や認知度をアップし続けていくためには、後に続く




  若手のスター選手をつくり上げていくことも、協会としては大事な仕事のように思っている。






  幸いに、卓球界にはその予備軍ともいえる若い芽がどんどん育ってきている。 




  この金の卵たちを上手にマスコミやその他メデイアを活用して積極的に売り出していくと




  いう仕掛けが必要ではなかろうか。 






  そのための部署や担当も設けて、もちろん必要であれば外部の専門家の力を借りること




  も当然であるが やってみる価値があるのではないか。 






  まだ日本卓球協会にはそういう部門も動きもないのだが、マスコミとのパイプを太くし、情報




  提供やサービスを密にしていく努力を続けていくならば必然的に露出度もアップすることは




  間違いないだろう。  






  今は、TVコマーシャルにも俳優による卓球シーンがよくでてきている。




   ブームというか、卓球の親密さや身近さ、面白さなどが世間に受け入れられてきているから




  だろう。  






  このフォローの風をチャンスとして生かさなければならないと思う。








  「スターは生まれるのではなく、つくりだしていくものである」  






  この発想が大事なような気がしている。

2008年2月6日水曜日

自立心のある選手の育成


■今日は、久しぶりに会社にでている。
  いろいろと卓球行事と重なって、週2日の出勤だが2週休んでいた。 
  そのぶん今月はびっしり会社に出る予定である。 
  また、大船渡での卓球教室も一週あいてしまったので、今日明日と2日連続でやる
  ことにしている。 
  間があくと、子供たちがまた気持ちに緩みがでてしまわなければと、それだけが心配
  である。


  自主的に取り組む姿勢を植えつけるのも指導者の大事な役割だが、どの程度その心
  が育ってきているか? 


  そのことも自分への評価として、子供たちに接しながら毎回反省としている。


  自分の目標は? そのために何をやらなければならないか?  重点課題は?  
  次の試合は? それまでにどんな練習計画を組んでいるか? 等々 


  こう言う問いに、即座に明確に応えられるような子供たちを育てていくのが目標
  である。 

  明確な目標意識と練習計画、そしてそれに基づく実践が自主的にできるように
  繰り返し、繰り返し仕向けていかなければならないと思っている。 その意味では、
  自分自身も成長しながら、子供たちの信頼を得られる指導者としての資質も、磨
  いていかねばと日々心している。 

  自立心をもった、一人でも歩いていけるたくましい卓球選手を育てていくのが理想
  である。

思いつくままに


■今日は午前中と夕方からの2回卓球教室があって、今ブログを書いている。


 昨日とはまた違うメンバーの教室だが、やはりそれぞれに雰囲気が異なって変化があるし、


みんな同様に意欲的な生徒たちなのでどの教室も楽しいのである。 今は、週に4教室だ


が本当に好きな卓球を通じて、人の役に立つことができることはとても嬉しいことである。




■先日、東京で知人から聞いた情報であるが愛ちゃんが早大に残ることになったとのこと


である。 具体的なことについてはここでは控えるが、関係者が裏で動いたようである。


 本当かどうかはニュースがでなければわからないが、学校には行けない、卒業が無理と


いう状況で残る のには何かがあったからだろう。  そのことについても聞いたが、まだ


自分でも半信半疑なので今後の報道に注目している。 もう一つは、吉田海偉選手の日


産退社である。 もうすでに報道されたが、その前から退社届を出したことを聞いていた。 


 理由は日産では思うような練習ができないということが大きな理由のようで、今後につい


ては海外リー グ参戦も含め考えているとのことであった。




■ディーリースポーツより 卓球協会が吉田と樋浦の所属変更を発表 日本卓球協会は1日、


ジャパントップ12(9日・代々木第二 体育館)に出場する選手の所属先変更を発表し、男子


の吉田海偉は日産自動車を退社して個人登録での 出場となった。女子の樋浦令子はミキ


ハウスからタイコウハウスに移籍。吉田と樋浦は、ともに1月の 全日本選手権シングルスで


準優勝している。

2008年2月4日月曜日

東北選抜高校卓球大会より






■今朝のニュースでは東北高校選抜は男女とも仙台育英と秀光中等学校の宮城県勢が優勝




  したとのことで ある。 廃部の方向が決まっているとのことで、チームもバラバラになってい




るのかと思っていたが、残ってい る選手たちがまだがんばっていることを知って今回の結果




は本当に良かったなと思っている。 それにしても、戦力的にみて青森山田の優位は圧倒的




だと思っていたので、見てはいないが多分にベス トのメンバーではなかったのだろうと思う。




 もし、そうであれば意地でも寄ってたかって山田には勝たせてはいけないのである。 そうで




なければ、これからも本気では大会に出ないだろうし、大会の権威も軽んじられているようで 




私は不快に感ずるからである。 もし、ベストメンバーで出ていたなら許して欲しいのだが、高




校スポーツは純粋にかけひきなどはせず にベストを尽して戦ってほしいのである。 それが、




相手に対するマナーだし、敬意を示すことだと思うからである。 さて、本県勢は今回は全くの




不本意な結果に終わったようである。 技術的には成績ほどの差はないと思っているのだが、




勝てないところをみると何か根本的な要因がある のだろうと思う。 その辺をしっかりと分析




し、鍛えなおしていかなければならない。 関係者の努力を期待したい。 ■今日は午前中卓




球教室にでかけ、3時間ほど卓球の指導で時間を過ごした。 いつもながら、みんな意欲的に




練習に参加してくれるので、こちらもついつい熱が入って気がつくとあ っという間に時間が過




ぎてしまっている。 休憩も惜しんで指導しているが、、それでも足りないぐらいに次から次へ




と相手を求められるほどで そういう人たちを指導するのがとても楽しいのである。 それぞれ




に、目標を持って頑張っているのが伝わってくるだけに、なんとかその目標をかなえてあげた 




いと思って個々に練習法も工夫している。 週一の練習では、なかなか思う通りにいかないこ




とも多いが、あとは個々の練習への課題や練習法を アドバイスしながらサポートすることで




それを補っている。 




なんとか早く結果を出してみんなと喜びを分かち合いたいものと、その思いで頑張っている。

今なすべきことに全力を尽くす


■今年も早いもので、もう2月を迎えた。 


 1月もいろいろと卓球の行事も多く、毎週のようにあちこちへ出かける機会が多く、あっという


 間に過ぎてしまった感がする。 


 今日はひさしぶりに行事もなく、家でゆっくりしている。   


 今月もまた来週からは毎日曜日ごとにペン卓球講習会、小学生オープンリーグ、中島杯と続


 きその間に卓球教室や会社の仕事でスケジュールも予定されている。 


 自分にはじっとしているよりも、活動的な方があっているので忙しいのは苦にならない。 


 それよりも、目の前のやるべきことに集中してひとつひとつこなしていくのは、余計なことを考え


 ることもなく、密度の濃い時間を過ごせているようで充実感があるのである。 


 エネルギーを実感でき、感動の毎日が過ごせることはとても大切な生き方であり、気持ちだけ


 はいつまでも若々しくありたいと思っている。 


 自分の心の中ではいつも情熱を失わず、輝いてイキていきたいと思っているのである。


 「今なすべきことに全力をつくす」「希望を持ち、前を向いて歩く」、このことが輝いてイキる基本  


 ではないかと思っている。 



■東北高校選抜大会が福島で行われている。 


 今朝のニュースによると予選リーグで男子の仙台北上が2勝2敗でいるほかは、男子・大野、


 女子・盛岡女子、大野ともまだ勝ち星がなく不振のようである。 青森、宮城勢にはしかたな


 いとしても他とは互角での戦いを期待していただけに残念である。 昨年は専大北上の全国


 16や東北高校での女子複の2位など浮上の光が見えてきていただけに、この結果は、また


 東北最下位の指定席に戻ってしまったようで残念である。 


 選手や指導者にこの屈辱をかみしめて奮起を望みたい。 


 われわれも何とかこの現状を打破すべき、小・中生の強化を真剣に考えて取り組まなければ


 ならないと意を強くしている。 


 負けるのはとても口惜しい。 


 その心を失ったら、競技スポーツからは離れなければならないと思っている。




■(2008年1月28日 読売新聞)より 


 『夢は五輪父子二人三脚

        三豊の前田さん「ラリーのリズムが好き」』 


 東京で開かれた卓球全日本選手権(15~20日)で、大学生や社会人の強豪を倒し、福原


 愛選手(ANA)以来、小学生で4回戦進出を 果たした三豊市立吉津小5年前田美優さん


 (11)。 コーチでもある父、一美さん(49)と二人三脚で厳しい練習に耐え、一般の部初出


 場で快挙を成し遂げた美優さんは「気持ちだけは負けないようにと戦った。緊張していたの


 で勝てるとは思っていなかったからうれしい」と喜びを語った。 


 美優さんは、兄と姉に卓球を指導する一美さんに連れられ、1歳の時から地元の教室に通


 った。「ラリーが続く時のリズムが好き」と5歳でラケットを握り、3か月後には卓球未経験の母、


 しのぶさん(45)を圧倒。変化球を打ち返す美優さんに、一美さんから「素質が違う」と見込ま


 れ、本格的な指導を受け始めた。 


 現在は週5日、父と兄の母校で姉が通う尽誠学園(善通寺市)で、インターハイの入賞者らに


 交じって約3時間練習した後、さらに1時間、一美さんから指導を受けている。「何でそうなる


 んや」などと怒声を浴びながらも、「アッ」という小さな気合とともに黙々と球を打ち返す。 


 「卓球は楽しいけど、お父さんが怖くて」。美優さんは言葉少なに話すが、打ち損じると悔しそ


 うな表情をにじませ、負けん気の強い一面をみせる。一美さんは「誰にでも物おじせずに打


 ち込めるハートの強さが美優の売り」と言う。


 試合のビデオを深夜まで見直し、父に言われた欠点を次の練習までには修正してくる努力家


 という。 


 身長1・43メートル。高さ76センチもある卓球台には、どうしても届かない場所があり、一美


 さんは「美優には相手が打つ前に球の軌道を読み、素早く動く必要がある」と練習に熱がこ


 もる。 


 「テレビで(芸能人の)桜塚やっくんを見るのが一番の楽しみ」と、はにかみながら話す姿は


 普通の小学生。だが、卓球の話になると真剣な表情になり、「もっと練習して、必ずオリンピ


 ックに出場したい」。 


 夢は12年のロンドン五輪だ。

ナショナルトレーニングセンター・卓球専用体育館開所


■31日に待望のナショナルトレーニングセンター卓球専用体育館の利用が開始され、その


 開始式に出席してきた。 当日は10時から、ナショナルトレーニング関係者、日本卓球


 協会、世界選手権代表の日本選手団が出席しての利用開始式が行われ、その後日本


 代表選手の強化合宿が始まった。 このNTCは日本のスポーツが国際競技力の向上を


 はかっていくための強化の拠点として建設されたもので、卓球ほか9競技の専用施設が


 つくられている。  共有施設としては最新設備を備えたトレーニングルームやプール、研


 修室などがあり、また一泊2000円(3食)で宿泊できる宿泊棟も併設され、合宿の環境


 としては最適な環境となっている。 施設を見学させていただいたが、いずれの競技も最新


 の設備が施されており、国際舞台を想定した器具や競技用具、映像設備等が備えられて


 いる。 体操競技は北京五輪に備えて、その時に使用される器具と同じものが設営されて


 いた。 卓球ではコートやボールも国際大会で使用されるものが各種用意されているほか、


 フロアや照明なども 練習環境としては最高水準のものであろう。 また、運営スタッフとし


 てはナショナルチームのコーチである渡辺理貴氏、大岡巌氏、ほかに1名(折衝中)とナ


 ショナルチームの宮崎監督もあたることになっている。 また、トレーナー2名(中国)も専属


 として強化練習のサポートをすることになっている。 大岡氏ともう1名は生活拠点もNTCに


 寄宿し、活動することになっている。 NTCの大きな役割は日本卓球界の強化の拠点として、


 NT、JNT、HNTの強化合宿でフルに活用 されるほか、他競技に先駆けて始まるエリート


 アカデミー(6名)の育成も重要な事業となる。 NTCに寄宿し、専門的・総合的な訓練を受け


 させ、国際的な競技力を持った選手の育成とともに社会的に有用な人材をつくるという目的


 である。 これからの日本卓球の強化育成システムの一つとして非常に注目しているし、また


 他競技も卓球をモデルに様子を見ているように思っている。 ぜひ、このエリートアカデミーに


 も真剣に取り組んで成果をあげてほしいと思っている。  


 このたびのNTCの拠点完成を機に、日本卓球界に復活の機運が盛り上がることを期待している。




■Google アラートより


 「福原愛ら卓球日本代表がNTCで合宿」 


 卓球の福原愛(ANA)ら世界選手権団体戦(2月24日開幕・広州=中国)の男女の日本代表


 メンバー が31日、東京都北区のナショナルトレーニングセンター(NTC)を卓球としては初め


 て利用し、合宿を開始した。


 練習に先立ち、開始式と、始球式として福原と日本卓球協会・木村興治専務理事との対戦な


 どを行った。


 試合用のスペースが10台分取れる広さで、北京五輪や世界選手権で使用するメーカーの卓球


 台も用意されている。 


 五輪出場を決めている女子の平野早矢香(ミキハウス)は「このような環境で練習できることは


 うれしい。活用させていただいて、世界選手権や五輪で大きな成果を挙げたい」とあいさつした。



 「愛ちゃん北京へ秘密兵器!ハイテクカメラ導入」


 卓球の北京五輪代表に内定している福原愛(19)=ANA=ら、世界選手権団体戦(2月24


 日~3月2日、中国・広州)の男女日本代表が31日、東京・北区のナショナルトレーニング


 センターで初となる合宿を開始。


 日本卓球史上初の五輪メダル取りへ、北京本番仕様の用具と超ハイテクカメラをフル活用す


 る。 


 真新しい卓球専用体育館はコートが10面以上取れる広さで、北京五輪で使用される中国メー


 カー「双喜」の卓球台など、各国9社から約20万円の台を計20台買いそろえた。北京五輪用


 の台で練習した福原は「ボールがすごく止まってやりにくい」と今後の練習の中で対策を探っ


 ていく。 


 また、関連機器も含め総額1000万円以上する、360度撮影可能なハイビジョンカメラ1台を


 天井に装備。


 ズームやスロー撮影もでき、スイング解析なども可能だ。


 別室のモニターで映像を目にした近藤欽司・女子代表監督(65)は「センチ単位で打つコース


 を確認できる」とニンマリ。一方、練習を 撮影された福原は「えっ? 見られてたんですか? 


 サボれないですね」と笑顔。


 最高の環境の下、最高の結果を目指す。



 「JOC英才教育で説明会 NTC拠点に寄宿生活 」 


 スポーツで将来有望なジュニア選手を全国から集め、国立の強化拠点、ナショナルトレーニ


 ングセンタ ー(NTC)に寄宿させて長期的に育成する。


 日本オリンピック委員会(JOC)の新事業「エリート アカデミー」の開始を4月に控え、東京都


 北区のNTCで1日、1期生となる卓球とレスリングの参加者や保護者への説明会があった。


 五輪に選手を派遣するJOCによる初めての「金の卵」英才教育に、小学5年から中学1年ま


 での11人が挑む。


 近隣の学校に通い、NTCで語学やコミュニケーション技術など総合的な人材教育も受ける。


 今春中学に進む卓球の田添健汰選手(福岡・石田ク)は、充実した施設に感激した様子で


 「すごく楽しみ。これで世界に近づける」と目を輝かせた。 


 五輪など国際大会で活躍できる一流選手や将来指導者としても世界に通用するような人材


 育成を、高校までの一貫教育で図る。今後は他競技からも受け入れ、約50人に拡大する


 予定。


 福田富昭JOC強化本部長は「世界に飛び出す人間という目標を持ってやってもらいたい」と


 期待した。   



 ◆What's New in 天津 ◆


 「女子卓球世界ランク30位内に中国人9名と元中国人16名 」                                                


                                        〔2008年01月23日掲載〕  


 女子卓球世界ランク上位30位までに中国代表選手は9名いる。中国以外の国の選手が21


 名いることになるが、実際には中国代表になれなかった強豪選手が外国籍を取得してその国


 の代表となっているケースが多く、上位30位のうち実に16名が元中国人である。実質25名


 が中国人、純粋に他の国の選手であるのは、世界ランク9位の日本代表の福原愛選手や


 韓国やクロアチア代表など5名だけだと、<朝鮮日報>が報じたと信息時報が伝えている


 ・・・ランキングは常に変化していますが、おおむねこのような状況のようです。


 愛ちゃんはだいたい10位くらいで頑張っていますが、実は愛ちゃんより強いのに中国代表


 になれない選手が中国国内にはたくさんいるのですね。愛ちゃんガンバレ~!